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隠岐國学習センター通信 Blog

カテゴリ:学習センターの日常

新1年生夢ゼミ実施しました!(佐藤)

こんにちは。
スタッフの佐藤です。

学習センターの桜も、
花の季節はとうに終わり、
柔らかな緑の葉が元気よく育っています。

そんな中、学習センターにも、
新1年生がやってきました!

4月11日にはガイダンス、
4月14日には夢ゼミを実施しました。

14日の夢ゼミでは、CMづくりを通して、
人に伝わるように表現するためのポイントや、
アイデアを考えぬく方法について学びました。

ふせんを使いながらアイデアを出して…
ふせんを使いながらアイデアを出して…

 

iPadで撮影したCMを発表!
iPadで撮影したCMを発表!

1年生の夢ゼミでは、表現することを通して、
考えぬくこと、物事を見る視点を増やすこと、
その結果として、自分らしさに気づくことを
目指しています。

5月以降は「カタチ」を切り口に、
島前地域について探究を深めていく予定なので、
授業の最後に1つ宿題を出しました。
それは、歩こう会など島前地域を散策しながら、
「なぜ?がうまれる“まる”の写真を撮ること」。

身の回りにはどんな「まる」があるでしょうか?
「円」だけが「まる」ではないはず。
「まる」の概念を広げながら、
島前らしい「カタチ」を探していきましょう。
素直な反応で、元気のいい今年の新1年生。
どんな学びがうまれるのか、今から楽しみです。

 

佐藤

新年度が始まります!(伊木)

こんにちは。
学習センターの伊木です。

長く厳しい冬を越え、隠岐にもやっと春がやってきました。
学習センター裏の桜もやっと咲きました
学習センター裏の桜もやっと咲きました
3月末には今まで学習センターを支えてくれたスタッフの新たな門出の見送りもありました。
フェリーの見送りの様子
フェリーの見送りの様子
また、スタッフ総出で館内大清掃を行い、1年間使った机やホワイトボードなどを丁寧に掃除をしました。
昨年4月に竣工したこの学舎もこの4月から2年目に入ります。


今年度共に頑張る新しいスタッフも続々とやってきました。

今年度長期インターンとして学習センターを共に創ってくれる3名です。
左から、インターンの今井君、長谷川君、三輪さん
左から、インターンの今井君、長谷川君、三輪さん

整えた校舎、そして新しい学習センターで、
今年はどんなドラマがここで生まれるのか、とても楽しみです。

スタッフ一同、生徒の皆さんの支援ができるよう
精いっぱい務めてまいりますので、
今年度もどうぞ、よろしくお願いいたします!


伊木

1年間を振り返って(長期インターン・余島)

2016年3月20日をもって、一年間の長期インターンシップを終了いたしました。

この1年間は、高校生と一緒に成長していくことを心がけた1年となりました。また、地域の方々を始めとする、学習センターのスタッフや魅力化スタッフの方々には、ご支援いただき、1年間生徒と向き合うことができました。
受け入れてくださった、地域の方々を始め、学習センターのスタッフの方々や魅力化スタッフ、そして、島の生徒には感謝してもしきれません。
私は生徒に自立を求める中で、私にも自立が求められた1年間となりました。

自立とは海士町が大切にしている、自立、挑戦、交流の1つのキーワードです。

自立とは、どのような状態でしょうか?

そのためにはなにが必要でしょうか?

私は、

「自立とは依存していることに気づかずに、依存している状態」だと考えます。
そして、「自立するためには、依存先(=選択肢)を増やすこと」が必要だと考えます。
私はインターンシップの活動途中、
「この活動(仕事やタスク)は自分でできる」と思い、1人で抱え込みました。しかしながら、小さなミスを重ねてしまい、自分が背負える活動の許容範囲を越えてしまいました。そして、生徒と向き合う時間が減ってしまったときは本当に辛かったです。

し かしながら、スタッフの方は私を支えてくださいました。毎日「最近どう?」とお声かけいただきました。そして、教科指導を聞くならこの人!ICT関連につ いて聞くならこの人!授業設計ならこの人!社会人や部下としてのあり方を聞くならこの人!と交流を深めるうちにわかるようになりました。そこからスタッフ の方々に少しずつ頼ることができ、徐々に許容範囲を増やし、沢山の仕事に挑戦しつつ、生徒と向き合う時間を作ることができました。

学習センタースタッフの面々
学習センタースタッフの皆さん
最初は人を頼る存在でしたが、それでも、頼られる存在になると信じてくださったスタッフのおかげで、1年間のインターンシップを終えることができました。
私にとって自立とは依存です。
大学を1年間休学して、海士町に飛び込み、
島前地域から学んだことの1つです。

今年は、大学生に戻りますが、社会人として、自立するために、選択肢を増やしつつ、頼るべき存在になれるよう努めてまいります。

1年間、挑戦する機会を提供していただきありがとうございました。
これからも、よろしくお願いいたします。
見送られる余島
見送られる余島
余島

高1夢ゼミ:島前地域のエネルギーの未来(佐藤)

こんにちは。
スタッフの佐藤です。

今、このブログを書くために使っているパソコンも、
夜、勉強するために必要な灯りも、
電気がないと成り立ちません。

学習センターのある海士町の電気は、
どこから来ているのでしょうか?

3月8日に実施した1年生向けの夢ゼミでは、
海士町役場 環境整備課の中根さんをゲストに迎え、
島前地域のエネルギーについて学びました。

エネルギー夢ゼミ

海士町の電気は、
おとなり西ノ島町にある黒木発電所から、
海底ケーブルを通して届けられています。
島内の再生可能エネルギーによる
電力の自給率は約1.42%と、
決して高くはないのが現状です。

しかし世界を見渡せば、
デンマークのサムス島のように、
再生可能エネルギーで電力を100%、
自給している地域もあるのです!

デンマークのサムス島の例を取り上げた絵本:「風の島へようこそ」(著)アラン・ドラモンド

4月からは電力自由化もはじまります。
平成32年まではこれまで通り、
本土と同じ電気料金で、
電気を使い続けることができますが、
その先はどうなるのでしょうか?
どう「したい」のでしょうか?

というわけで、
平成32年の学習センターまたは寮は、
だれが、どんな方法でつくった電気で、
どんな塾または暮らしにしたい?をテーマに、
グループワークを実施しました。

あああ
市民共同発電所や、
新しい太陽光発電の技術開発など、
社会の様々な取り組みに関する気付きがあり、
楽しいグループワークとなりました。
東日本大震災から5年、
高校生と共に前向きに、
身近なエネルギーの未来を考えることが、
復興へのささやかな一助になることを、
切に願ってやみません。

 

佐藤

学習センター6期生卒塾式(佐野)

去る2月28日、学習センターでは3年生の卒塾式を行いました。
まだ受験の結果待ちで勉強を続けている生徒も多くいますが、
島留学生の多くは3月1日の卒業式後すぐに島を離れてしまうため、
国公立大学前期日程の直後の時期に行っています。


卒塾式では、センター長の豊田から“卒塾証書”を
1人1人に手渡し、固く握手を交わしました。

センター長の豊田から卒塾証書を手渡される生徒
センター長の豊田から卒塾証書を手渡される生徒



生徒のコメント時間は1人2分。
AO・推薦入試での苦悶、スタッフとの関わり、夢ゼミでの学び、
受験生としての生活、精神的な成長、今だから涙を流しながら言える感謝…。
どの生徒も自分の気持ちを自分の言葉で伝えられる・伝えようとすることが、
この学年の最大の特長であったなと、最後に確信しました。

IMG_6030

結局、生徒コメント時間は予定を大幅に延長しましたが、
1人1人の想いがきちんと共有される場になりました。


全員で輪になって「ふるさと」を歌い上げ、閉会しました。

円になって「ふるさと」を大合唱!
円になって「ふるさと」を大合唱!


皆さんの前途がたとえ荒波であっても、たくましく進んで欲しいと思います。

 

佐野

学年末試験対策中!その2(中山)

長かった受験もゴールまでもう少しです。残りの時間も頑張ってほしいです。

さて,1,2年生も今週は,学年末テスト。それぞれが今年度の集大成を迎えるため,しっかりと学んでくれていました。

この時期は,様々な質問が生徒たちから寄せられます。普段は,英語の授業,数学の授業とある程度は区切られていますが,この期間は,生徒それぞれが学ばなければならない教科を学び,不明な点,疑問に思う点をスタッフに相談するという学習形態をとっているのです。

私たちもそれらの相談に一つずつ答えていきますが,身体は一つ。私たちスタッフだけでは対応しきれないことも出てきます。

そこで,このテスト期間には,学習センターOB・OGのみなさんの力を借りることにしています。

大学生になった先輩が生徒たちを教えてくれます。先輩の中には,卒業して3年になる先輩もいたりして,高校生活中は全く接点がない人たちもいますが,優しく,そして分かりやすく生徒たちに指導してくれます。
インターネットを介して自宅から遠隔で指導をしてくれる先輩,実際に学習センターにきて指導をしてくれる先輩,とても頼もしい先輩ばかりです。

丁寧に教えてくれる卒業生
丁寧に教えてくれる卒業生

そして,今回は,高校3年生ですでに大学進学が決まった先輩たちも指導を手伝ってくれました。昨年4月のときには想像もできませんでしたが,後輩の相談に乗る姿を見ると,本当に素晴らしい先輩たちに成長したなぁと感慨深いものがあります。

進路を決めた高3生も力を貸してくれました
進路を決めた高3生も力を貸してくれました

今,学習センターで学んでいる生徒の中からも,いつか先輩たちのようにこの「学びや」で教えてくれる日が来るといいなと思っています。

 

中山

学年末試験対策中!(塚越)

みなさま
学習センタースタッフ、塚越です。こんにちは。

海士町は雪がちらつく日もありますが、だんだんと温かくなってきており、春ももうすぐだと思わせてくれます。

さて、島前高校ではいよいよ学年末試験が始まりました。
学習センターでは、今年度最後の試験期間シフトが組まれ、生徒たちが日々自習に来ています。

学びあいスペース
学びあいスペースで教え合いをする生徒たち

 

サイレントスペース
サイレントスペースで自分の勉強を進める生徒たち

 

学び合いスペースを用いてお互いに教え合ったり、サイレントルームで集中して勉強したり、スタッフに質問したり
iPadを使って、遠隔で先輩達に質問をして疑問を解決したりなど、自分のスタイルに合った学習方法で日々自習をしています。

遠隔兄さん・姉さん
「遠隔兄さん・姉さん」という卒業生の先輩たちに質問する生徒

また、今回の試験期間では進路が決定した3年生も質問対応のお手伝いをしてくれています。
自分なりに説明の方法を工夫しながら、後輩達の疑問質問に一つ一つ丁寧に答えてくれています。

スーパーサイレント
スーパーサイレントルームで集中する生徒たち

学年最後のこの時期。生徒全員がベストを尽くせるように、スタッフも全力でサポートしてまいります!

 

塚越

高2夢ゼミ、盛り上がっています!(塚越)

みなさまこんにちは。
学習センタースタッフ、塚越です。

隠岐はまだ冷えつつも少しずつ天気が良くなり、先日は節分で生徒たちは豆まきや恵方巻きを楽しんでおりました。

いよいよ学年末試験まで3週間となり、今年度も残り僅かとなりました。
1・2年生は学年末が近づくにつれて、次の学年になる意識を高めているようです。
さて、2月2日月曜日、2年生の夢ゼミが行われました。

2年生の夢ゼミは集団形式から一人ひとりの興味感心を深く探求してゆく活動の形式となり、生徒自身が興味を持ったことについて探求する活動が行われています。

生徒たちがディスカッションする様子
生徒たちがディスカッションする様子

先日の夢ゼミでは、ある生徒は情熱的に自分の主張を述べて友達からアドバイスをもらって考えを深め、またある生徒は、まだわからない自分の興味感心を探しており、生徒たち一人ひとりのペースや状態に合わせた探求が行われております。
また、時には時間外でもスタッフと生徒が話し合い、生徒が自身の探求を深めている様子も見られ、生徒の熱もかなり高まってきています。

スタッフの言葉も熱っぽくなります
スタッフと生徒の話し合いが止まりません

また実はスタッフも生徒の探究心に負けぬよう、生徒の探求内容の研究や下調べを行っており、生徒のサポートができるように準備しております。

今後、このように一人ひとりの探究が深まる時間が続きます。
全体発表でどのような発表がされるのか、今から楽しみです。
塚越

冬対策と薪ストーブ(秋元)

先日は40年に一度の寒波により、最低気温が-4℃に。
幸い日曜だったこともあり、学習センターには
目立った被害もなく、何とか無事に過ごすことができました。

あれから気温は回復しましたが、とはいえまだまだ季節は冬。
受験を控える生徒もあり、寒さ対策は必須です。

学習センターは、移転後初めての冬です。
エアコンでも暖まりにくい部屋には灯油ストーブを設置し、
玄関にはうがい・手洗いを呼びかけるホワイトボードを掲示しています。
そんな学習センターの冬対策の切り札が、
通り土間に設置された日本製の薪ストーブです。

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着火にコツが必要で、暖まるまで1時間ほどかかりますが、
部屋全体にまんべんなく熱が行きわたり、
屋外に面した通り土間でもほんのりと心地よく暖まります。

doma2

暖房としての機能性もさることながら、
誰もが驚くのが「火」を眺める楽しさと癒しの効果。

どっしりとしたストーブの中で自由に揺れ動く炎。
いつまでもぼうっと眺めていられるような魅力があります。

着火に失敗したり、薪を追加し忘れて消えてしまったり、
頻繁に灰をかき出す必要があったりと、確かに手間はかかります。
でも、薪を自分たちで割れば燃料費は抑えられますし、
地域の木材を活用することが島の経済や環境への貢献にもつながります。
手間をかけるだけの良さが薪ストーブにはあります。

折角のこの冬の贅沢、生徒はもちろん地域の方にも楽しんでいただけたら幸いです。
秋元

上勝町訪問報告会(伊木)

こんにちは。伊木です。

先日、昨年の12/24~26に学習センター生徒5名が参加させて頂いた徳島県上勝町訪問の報告会を開催しました。

プレゼンテーションの様子
プレゼンテーションの様子

*徳島県上勝町とは
・徳島県で最も小さな町。人口は約1700。
70~80代のおばあちゃん達が支える「葉っぱビジネス」や
ゴミを34分別しリサイクルに努める「ゼロウェイスト」の取組などが有名です。

上勝の食の豊かさ、
葉っぱビジネスを体験して感じたおばあちゃんたちの元気の良さ、
上勝を支える人の熱心な姿勢、
ゼロウェイスト運動から見える自然への配慮など、
実際に訪問してみて感動したこと、学んだことをプレゼンテーションしました。

 

海士町と上勝町とも交流し続けたいという提案や、
海士町では高齢の方が元気だけれど事業主体としてはやっていないが
上勝町からもっと学べることがあるのではないか、
という意見も挙がりました。

参加して頂いた方からも、
「葉っぱビジネスは若い人はやっていないの?」
「どうしてゼロウェイストが始まったの?」という質問や、
「上勝町に行ってみたい!」という声も。
今回、私自身も上勝町訪問に帯同させて頂いたのですが、
生徒たちが実際に訪問し体験する中でぐんぐん新しいものを吸収していく姿を目の当たりにしま
した。

葉っぱ農家さんにお邪魔しての、いろどり体験の様子
葉っぱ農家さんにお邪魔しての、いろどり体験の様子

 

木から選定する作業も体験。
木から選定する作業も体験。

机上での学びだけではなく、実際の空気に触れたり、地元の方と関わることがとても重要だと実
感しています。

今回企画して私たちを招いてくださった上勝町教育委員会の皆様、
本当にありがとうございました。

今後も是非、海士町と上勝町の子どもたちの交流をぜひ続けていきたいと思います!
伊木

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