高1夢ゼミ:島前地域のエネルギーの未来(佐藤)
こんにちは。
スタッフの佐藤です。
今、このブログを書くために使っているパソコンも、
夜、勉強するために必要な灯りも、
電気がないと成り立ちません。
学習センターのある海士町の電気は、
どこから来ているのでしょうか?
3月8日に実施した1年生向けの夢ゼミでは、
海士町役場 環境整備課の中根さんをゲストに迎え、
島前地域のエネルギーについて学びました。
海士町の電気は、
おとなり西ノ島町にある黒木発電所から、
海底ケーブルを通して届けられています。
島内の再生可能エネルギーによる
電力の自給率は約1.42%と、
決して高くはないのが現状です。
しかし世界を見渡せば、
デンマークのサムス島のように、
再生可能エネルギーで電力を100%、
自給している地域もあるのです!
デンマークのサムス島の例を取り上げた絵本:「風の島へようこそ」(著)アラン・ドラモンド
4月からは電力自由化もはじまります。
平成32年まではこれまで通り、
本土と同じ電気料金で、
電気を使い続けることができますが、
その先はどうなるのでしょうか?
どう「したい」のでしょうか?
というわけで、
平成32年の学習センターまたは寮は、
だれが、どんな方法でつくった電気で、
どんな塾または暮らしにしたい?をテーマに、
グループワークを実施しました。
市民共同発電所や、
新しい太陽光発電の技術開発など、
社会の様々な取り組みに関する気付きがあり、
楽しいグループワークとなりました。
東日本大震災から5年、
高校生と共に前向きに、
身近なエネルギーの未来を考えることが、
復興へのささやかな一助になることを、
切に願ってやみません。
佐藤