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隠岐國学習センター通信 Blog

2016年9月の記事

江津市嘉久志町の中学生との意見交換会を開催しました!(長谷川)

9月25日(日),隠岐國学習センターにて,

島根県江津市嘉久志町の中学生と島前高生による意見交換会を開催しました。
この会は,中学生が江津市を飛び出して他地域の取り組みを学んで,外を知り,自分が住む町の良さと課題を知ることをねらいとしています。
到着後,学習センターのスタッフから館内案内を受けます。

スタッフから館内案内を受ける中学生たち
スタッフから館内案内を受ける中学生たち

いよいよ意見交換会へ。

まずは,中学生から嘉久志町の紹介がありました。

高校生たちにプレゼンする中学生
高校生たちにプレゼンする中学生

「日本一住みやすいまち、住みたいまち、嘉久志町」をスローガンに掲げる同町の人口は約3,052人,世帯数は1,435世帯ほど。
実は,嘉久志町と海士町はこの夏に姉妹縁組を締結しています。

嘉久志町では,共通の目標や話題がない,

人間関係が希薄,という地域課題の解決に向けて,
「リレー拡縁会」「蛍と花いっぱいプロジェクト」「貯筋クラブ」など
多様な取り組みがなされていることを紹介いただきました。
しかし活動を始めて3年目,若い世代の参加が少ないこと,
現リーダーの高齢化が進んでいるなど,新たな課題もたくさん見えてきたそうです。
なるほど,次世代を担う中学生たちが,外を見,外から学び,自らの町の良さと課題を知ることが求められているということです。

続いて,「学ぶ(  )将来」をテーマに,島前高校生たちが,高校3年間どのような学びをしてきたのか,その学びが将来にどうつながると考えるのか,発表してくれました。

カッコの中に,皆さんは何を入れますか。「→」「=」「×」など,自分だったら何を入れるか,考えてみてください。
『学ぶ( )将来』について考えてみよう
『学ぶ( )将来』について考えてみよう

「日頃から「なぜ」を大切にしている」

彼は,自分自身を知り行動していくことが将来につながる,と発表してくれました。
「新しい自分を探しにこの島に来た」彼女は,自分から逃げないこと,
今を踏ん張っていく力が,将来の自分を作っていく,と言います。
「地元の景観を維持していきたい」彼女は,やってみないと何も始まらない,
行動してみて初めてわかることもある,と中学生に話をしてくれました。

 

中学生たちにプレゼンする高校生
中学生たちにプレゼンする高校生

その後は,中学生と高校生のフリートーク。

 

高校生と対話する中学生
高校生と対話する中学生

学業,将来の夢,恋愛など,様々な話題が飛び交います。
まとめを終えて記念撮影をし,これにて意見交換会終了。
…と思いきや,まだまだ話し足りないようです。

 

記念撮影後,談笑する学生たち
記念撮影後,談笑する学生たち

この場に立ち会えて良かったです。

『 学ぶ(  )将来 』

中学生は,高校生から何を学んだのでしょうか。

高校生は,中学生から何を学んだのでしょうか。

なぜ自分たちは学んでいるのでしょうか。
学んだ先にある将来は,果たして自分だけの将来でしょうか。
いいや,違うはず。

意見交換会に参加いただいた保護者の方の言葉が,とても印象的でした。
「私は,(  )には,「←」が入ると思う。
学ぶということは,将来に立っている先人たちからの,メッセージを受け取ることだと思うから。」

「学ぶ」は「真似ぶ」とは,よく言ったものです。
中学生にとって,真似られたい高校生でしたか。

中学生は,真似たい高校生がいましたか。

いたら学んでください。
真似てください。

『 学ぶ(  )将来 』

皆さんは(  )に何を入れますか。

中学生の皆さんには,今回の学びを江津市に持ち帰ってもらい,
今後の自分と町の将来を考えてもらいたいですね。
長谷川

テスト期間へ突入しました!(塚越)

みなさんこんにちは。
隠岐國学習センタースタッフ、塚越です。

海士町も気温がだんだん下がってきて、秋が近づいて来ていることを実感致します。
さて、島前高校でもそろそろテスト期間に突入します。

自習風景
自習風景

 

テスト期間前の隠岐國学習センターの授業では、スタッフが生徒一人ひとりと、テストまでの計画について話し合っています。
テストまでにどのような勉強ができたらいいのか、テスト1週間前までにどのような勉強計画を立てるか等を面談で話し合っています。

 

テスト計画面談
テスト計画面談

「今回は頑張りたい」や、「前回の点数をキープする」など、生徒一人ひとり目標や状況が違う中で、生徒の学習ペースや苦手教科などを踏まえながら、スタッフと一緒に計画を立ててゆきます。
面談が終わった生徒たちは、すぐに自分の手帳に予定を記入し、テストまでの期間で勉強する量や時間を確認していました。

早速手帳をひらく生徒たち
早速手帳をひらく生徒たち

 

いよいよ2学期中間試験。
生徒たちはただ勉強するだけでなく、計画を立て、修正をしながら日々学習をしています。

 

指導を活かして勉強勉強
指導を活かして勉強勉強

 

彼らの目標達成に向けた頑張りを、私達スタッフも全力でサポートしてゆきます!
塚越

「鳥取大学の学生との交流を行いました・2年生(中山)」  

3年生は,7月末から8月末までのひと月,朝から晩まで勉強尽くしの夏を乗り切りました。
そして,最後の文化祭・体育祭も天候にも恵まれ,盛大に行うことができたようです。
あとは,受験に向けて悔いのないように一緒に頑張っていきます。

 

さて,今日は,先日6日にお越しいただいた鳥取大学の学生と高校2年生たちの交流会について書きたいと思います。

毎年,鳥取大学地域学部の1年生には,地域のことを学ぶ場として海士町を選んでいただいているようで,今年もその学びの場の1つとして学習センターを選んでいただき,先生・学生合わせて20名弱の方にお越しいただきました。
ここまででは,例年通りの内容なのですが,今年は例年と一味違います。
というのは,昨年卒業し,鳥取大学の地域学部に進学した高信さんが学生たちのリーダーとして帰ってきてくれたからです。

昨年,共に学習センターで学んだ卒業生が,こうして大学の仲間とともに帰ってきてくれるのは,
とても嬉しいことです。
しかも,今回は,高信さんと私の2人で授業をすることもできました。

今年卒業した高信さん
この春卒業した高信さん

私にとって,卒業生と授業をすることは夢の1つだったので,とても貴重で良い経験となりました。

授業は,まず,鳥取大学の学生から鳥取大学でどういう学びをしているか,将来どのようなことをしたいか,普段の学生生活の話など,普段はなかなか聞くことのできないことを2年生に話をしてもらいました。

 

鳥取大学の学生達が、大学紹介をしてくれました。
鳥取大学の学生達が、大学紹介をしてくれました

鳥取大学の学生は,全国各地から来ているようで,それぞれの学生が自分の想いを持っていました。2年生は,そんな学生の言葉を真剣に話を聞いて大事なことは手帳にメモをしていました。
その後,2年生が週に1度の夢ゼミで行っている「グローカルゼミ」のことを各ゼミに分かれて大学生に説明をしました。
文化祭・体育祭に加え,天候が悪く休校が何日かあった中で,
普段の様子やグローカルゼミで感じたことを自分たちの言葉で話をしてくれていました。

「グローカルゼミ」について鳥取大学の学生たちに説明する生徒たち
「グローカルゼミ」について説明する生徒たち

鳥取大学の学生からは,「こんなに高校生と真剣な話をしたり聞いたりしたのは初めて」,
「生徒たちの発表からたくさんの気づきがあった」など嬉しい意見もいただけて,
お越しいただいた学生たちにとっても,良い時間になったことだと思います。
2年生も高校生活の折り返し地点。あと1年半と考えるか,
まだ1年半と考えるかはそれぞれだと思います。

しかし,どちらにせよ,まだまだたくさんの経験ができるし,たくさんの学びができます。
ぜひ,そんな学びの場を十分に活かして欲しいです。
もちろん,3年生もこれからまだまだ学びます。
半年とはいえ,とても濃密な時間です。
その中で悔いの残らない高校生活だったと胸をはれるように私も生徒たちの伴走をしっかりとしていきたい,そう感じた交流会でした。
中山

短期インターンが来てくれました!(伊木)

こんにちは。
先週末に、海士町の年に一度の最も大きなお祭り「キンニャモニャ祭」が行われました。
だいぶ暑さも和らいできており、秋の始まりを感じます。
さて、8月は、隠岐國学習センターへ、
大学生の短期インターンが来てくれました!

主には夏期講習に励む高校3年生の質問対応に入って貰いましたが、
それとは別に、彼ら自身が企画したオリジナル講座が開催されました。
東京大学からきてくれた古瀬裕太君は、「手帳のススメ」と題して、
手帳を使った学習方法についてワークを交えてレクチャーしてくれました。

その日やるべきことを洗い出し、
計画を立て、
実際に実行出来たかどうかを数値で自己判断し、
翌日につなげていくという一連のプロセスを紹介しました。

「手帳のススメ」講座の様子
「手帳のススメ」講座の様子
熱心に取り組む生徒の様子
熱心に取り組む生徒の様子

勉強方法の一例として、手帳活用に取り組む生徒が増えるといいな、、と願っています。
また、横浜市立大学からきてくれた田口豪汰君は、「高校生に伝えたい4冊の本とその魅力」と題して
高3生にオススメの本を紹介する講座を開催してくれました。

紹介した本は、生徒たちがすぐに借りていったそうで、
今後の活用に期待大!です。

2週間という短い期間でしたが、悩みながら色々と尽力してくれた二人に感謝です。

短期インターンのみんなの見送りの様子
短期インターンの二人の見送りの様子

隠岐國学習センターは、
このような夏期インターンの大学生や、
長期で来てくれているインターンの大学生、
定期試験期間に「遠隔姉さん・兄さん」としてサポートしてくれる大学生(卒業生)、
ふらっと訪れて飛び入りで協力してくれる大学生など、
様々な大学生によって支えられています。

島前地域には大学はありませんが、
幸いなことに様々な大学の大学生と関わることが出来ます。
未来の自分をイメージしたり、大学生活がどんなものなのかを知るひとつのきっかけに、
このような出会いが繋がることを願ってやみません。

学習センターが目指す「つながる+まなびや」として
様々な人がつながり、そして学びあう空間になってきています。
今後もご期待ください!

伊木

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