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2016年6月の記事

期末テストに臨む(中山)

高3担当の中山です。
島前地域も少しずつではありますが夏の空気が広がっています。
来月初旬には海開きも予定されているので,間もなく夏本番!という感じです。

さて,そんな夏本番を迎える前に,学習センターでは1学期の期末試験に向けて1年生から3年生までみんな一斉に学んでいます。

1年生は,これを終えて高校初の夏休み,
2年生は,2度目の夏休み,
3年生は,受験の天王山と呼ばれる最後の夏休み(という名の受験勉強)

となります。それに向け,それぞれが各々の目標に向け頑張っています。

この期間,私はよく生徒たちが学んでいる場所を回っています。
そうするといくつか気づくことがあります。

まずは,生徒たちの多様な学習姿勢についてです。

静かに黙々と学ぶ生徒
静かに黙々と学ぶ生徒

 

グループを作り学びを共有しながら学習を進める生徒
グループを作り学びを共有しながら学習を進める生徒

 

生徒同士で学びながら,切磋琢磨しあう生徒
生徒同士で学びながら,切磋琢磨しあう生徒

 

など,生徒自身がどのように学べばいいか考え,随時振り返りながらテスト勉強に当たってくれている姿を学習センターのあちこちで見かけます。もちろん,私たちスタッフや卒業した先輩たちが生徒たちが分からないところについては指導をしていますが,それよりも生徒たちが自らが学びやすい方法で学ぶことができていることがとてもいいことだと思います。

写真4
写真5

またこの期間は,スタッフと各生徒がテスト指導を通して,普段の関わりを超えたコミュニケーションをとることのできる時間となっていて,とてもいい時間です。

私個人の話をすると,私は3年生とは毎日顔を合わせているのですが,私と1,2年生が共に学べるのは,このテスト期間が主な時間になります。

「士別れて三日なれば刮目して相待すべし。」

という言葉がありますが,まさにテストとテストの間という本当に短い期間しか経っていないはずなのに,みんな成長がよく見えるのでいつも感心してしまいます。

各生徒がそれぞれの目標に向けて,学校での学び,地域での学び,そして,学習センターでの学びを大事にしながら1学期を終えようとしています。
今は目の前に迫った期末試験。
悔いのないようにしっかりと準備をしてほしいです。

 

中山

高3夢ゼミ発表会!(塚越)

みなさんこんにちは。
隠岐國学習センタースタッフ、塚越です。

海士町も平均気温がだんだん上がり、本格的に夏が来ていることを実感致します。
6月18日土曜日、3年生の最後の夢ゼミである、夢ゼミ発表会がありました。
晴天に恵まれたこの日、島前高校の先生方や地域の方等多くの方々が3年生の夢ゼミ発表を見に来られました。

生徒の発表の様子
生徒の発表の様子

発表前、生徒たちは緊張していましたが、自分の発表の出番が来ると、背筋を伸ばしてハキハキと自分の夢ゼミの成果を発表していました。

発表のテーマは人それぞれ異なりながらも、内容がとてもしっかりしており、聞いている大人たちからも「おお!」という声があがっていました。

思い思いに発表する生徒たち
思い思いに発表する生徒たち
参加者へ質問を投げかける場面も
参加者へ質問を投げかける場面も

 

発表し終えた生徒たちは、各グループに分かれて振り返り活動をしました。
各グループで振り返る際、これまでを振り返って涙する生徒もいれば、「夢ゼミで付けた力をこれから先の人生に活かしたい」と、わくわくする生徒もいました。

3年間実施した夢ゼミは、この日で一旦区切りとなりましたが、夢ゼミで成長した3年生達の今後に期待です!

塚越

高2夢ゼミ~グローカルゼミ~(佐藤)

こんにちは。
スタッフの佐藤です。

学習センターの廊下には
大きな黒板があります。

これまでは
時折数学や英語を解説するときに
使っていただけなのですが
先月から掲示板として活用をはじめました。

今までの黒板
今までの黒板

内容は2年生の夢ゼミ
グローカルゼミについてです!

現在の掲示板活用をしている黒板
現在の掲示板活用をしている黒板

2015年度まで2年生の夢ゼミは、
月1度、全員一斉に実施していましたが、
今年度から10人程度の少人数制ゼミ形式に変更、
5つのゼミに分かれて活動しています。

少人数制の良さをいかして考える力をのばすという目的は、
5つのゼミすべて共通ですが、扱っている題材が異なります。

あいがもコシヒカリを売る、
地域通貨ハーンの流通について考える、
世界と島前地域のつながりを考える、
お片づけ、パン作りなどなど。

「飛び出せグローバル」ゼミ
「飛び出せグローバル」ゼミ
海士町産の米販売に取り組むゼミ
海士町産の米販売に取り組むゼミ

少人数制でじっくり取り組めるところが、
グローカルゼミのメリットではありますが、
ほかのゼミの様子がわからないことが難点。
そこで掲示板を活用して、
それぞれのゼミの進み具合を共有しています。

せっかくの大きな黒板。
うまく活用して生徒同士のコミュニケーションに
つなげていけるといいなと思っています。

佐藤

手帳を活用した学習をしています!(伊木)

皆さん、こんにちは!

早いもので学習センタースタッフになって1年が経ちました、伊木です。

昨年は総務・経理の仕事がメインでしたが、
今月から教務の仕事もさせて頂くことになりました。引き続きよろしくお願いします。

さて、この4月から学習センターでは、手帳を使った自立学習を行っています。

「ほぼ日手帳」を使わせて貰っています。
「ほぼ日手帳」を使わせて貰っています。

週間スケジュールのページを使い、生徒は毎週自分の学習計画を立て、振り返ります。
スタッフは生徒に適した計画の立て方、学習の仕方をアドバイスするという役割で面談をしています。

面談の様子
面談の様子

 

基本的に手帳の使い方は生徒に委ねられており、
生徒によっては日ごとのページに日記を書いたり、
学習したことを記録したり、様々な方法で手帳を活用しています。

「夢ゼミ」で学んだことも手帳に綴られており、
学校や課外活動の際にもこの手帳を持ち歩く様子が見られます。

 

課外活動で手帳を使う生徒たち

   

財布、携帯電話、手帳、の3点セットが移動の際の必需品になっているのではないか!?と思うほどです。

1年後、思い出と学習の成果が詰まった手帳になっているといいな…という願いを持ちつつ、生徒との面談に臨みます。
伊木

「人を幸せにするおカネを感じるワークショップ」開催!(インターン今井)

はじめまして!

今年度4月より隠岐國学習センターでインターンとして働いております、今井伸哉と申します。

大阪生まれ大阪育ちで、現在は同志社大学社会学部に所属しております。大学では田植えをしたり稲刈りをしたり、写真を撮るために旅に出たり、ファッションショーを企画・運営したり、多種多様なことをしてきました。これから、よろしくお願いします!

 

さて、5/22に慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の保井俊之(やすい としゆき)特別招聘教授をお招きし、「人を幸せにするおカネを感じるワークショップ」を行いました。

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  イントロダクション

現実世界に流通している貨幣と同じ意味合いをもつ「ゼニー」、感謝を繋げていくことで価値が生まれる「エミー」という2種類の仮想通貨を使い、貨幣がゼニーだけのゼニー商店街と反対に貨幣がエミーだけのエミー商店街という仮想商店街を体験しました。ゼニー商店街では儲けの極大化を、エミー商店街ではありがとう(感謝)の極大化を目指し、店舗に見立てられた各グループが活動を行いました。

グループ活動の様子
グループ活動の様子

ゼニー商店街では、儲けの極大化のためなら「なんでもあり」なので各グループが戦略を練って、メンバー全員が目をギラギラさせているグループもいれば、のほほ~んとしたグループも…。「この商品、30ゼニーで買って!」、「いや、それ違うところでは20ゼニーで売ってたよ!」といった会話がそこらじゅうから聞こえてきて、参加者全員が思考をフル回転させている様子が伺えました。

「ゼニー商店街」の様子
「ゼニー商店街」

エミー商店街では、感謝を送ることでお金が回るので、いたるところから「ありがとう!」「こちらこそありがとう!」との声が聞こえてきて、「どうしたら他人から「ありがとう」と言ってもらえるのかを考えることは難しいことだけど、考えている時は楽しい!」という生徒の言葉もありました。

「エミー商店街」の様子

「エミー商店街」

振り返りでは、保井先生から「幸せの4つの因子」についてのお話がありました。

幸せの4つの因子とは、①自己実現と成長(やってみよう因子)②つながりと感謝(ありがとう因子)③前向きと楽観(なんとかなる因子)④独立とマイペース(あなたらしく因子)のことで、この4つの因子をもっていると幸せを感じやすいとのこと。生徒も熱心に保井先生のお話をメモしていました。

「幸せの4つの因子」について

「幸せの4つの因子」とは…。

生徒・地域の方々・学習センタースタッフが一緒になって「お金と幸せ」について考える、非常に良い機会になったと思います。

もうすぐ梅雨の時期ですね。

お体にはお気をつけてお過ごしください。

 

今井

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