「じぶん夢ゼミ」発表会を開催しました!(インターン寒川)
こんにちは。インターンの寒川です。
さて、学習センターでは自立学習を行う通常授業の他に、夢ゼミというプロジェクト学習型の授業を学年ごとに設けています。
去る7月14日に、8期生である高校3年生の夢ゼミ最終報告会が行われました。2ヶ月ほど前の出来事で日を遡ってしまいますが、その様子をお伝えします。
3年生の夢ゼミは「じぶん夢ゼミ」と称して、昨年12月から7月までの8ヶ月の間、週1回、じぶんに焦点を当てた探究活動に取り組んできました。
ある時は一人で黙々と、ある時は仲間と対話をしながら、そしてある時はゲストとの交流を通して、これまでのじぶんと向き合い、これからのじぶんについて考えてきました。
将来の夢が明確な者、志望校に悩んでいる者、学部選びに迷っている者など生徒によって進度はバラバラですが、集大成である最終報告会に向けて、それぞれが持っている想いを言語化するために一人一人努力してきました。
最終報告会本番では、夢ゼミを受講している3年生約45人が4会場に分かれて発表をしました。一人に与えられた持ち時間は、発表、会場からの質疑応答を含めて10分間。限られた時間の中で、高校の仲間、保護者、学校の先生、島留学生の島親さん、地域の方々などこれまでお世話になった方たちの前で、一人一人の生徒が成長した姿を見せてくれました。
私は、当日スタッフとして、運営の補助をしながら、生徒の発表を聞いていたのですが、どの会場もこれまでに感じたいことがないような、熱気に包まれていました。どの生徒も一つ一つの言葉を丁寧に紡ぎ、綺麗な言葉じゃなくても泥臭く、飾らないありのままの言葉で自らの想いを本音で伝えていました。そんな彼ら、彼女らの表情はいつになくイキイキ輝いており、背伸びをしない、等身大の自分で勝負をしている姿がとても印象的でした。
ある生徒は口頭で自分の夢について語り、ある生徒はパワーポイントを駆使して大学での学びについて言及し、ある生徒は理想のライフスタイルについて手書きの紙を使って説明し、ある生徒は自らが挿絵を描いた絵本の朗読をするなど、一人一人が持っている個性を爆発させた本気の発表でした。その熱意は聴衆にも伝わり、質疑応答の時間では少し厳しくも愛のこもった質問や応援のコメントなどが多くあり、発表者と聴衆が一体となって夢について深める良い対話の時間となりました。
最終報告会終了後、スタッフと生徒で振り返りの時間が持たれました。そこでは、様々な表情が見られました。やりきったと達成感に溢れ笑顔の生徒もいれば、悔しさがにじみ涙をこぼしている生徒もいました。
ただ、今回の最終報告会はゴールではありません。十人十色の夢を実現させていけるかは、これからの生徒の努力次第です。そのため、発表が上手くいった生徒も上手くいかなかった生徒も、発表をスタートとして、今後それぞれの描く夢に向かって邁進してもらいたいと思います。また、私たちスタッフも生徒一人一人の望む夢、進路の実現に向けて、卒業まで共に伴走していきたいと思います。
インターン寒川