隠岐國学習センター ホーム

隠岐國学習センター通信 Blog

2017年3月の記事

『ダース』遂に完成しました!(澤)

「島留学生」として島前高校に通っていた3年生の多くがいっせいに島を旅立ちました。

島前高校の先生や在校生はもちろん、島中の人たちに「いってらっしゃい」と見送られながら出立する光景はとても美しく、感動しました。
季節のうつろいと別れの切なさを感じずにはいられない3月中旬、1年生の最後の夢ゼミがおこなわれました。
「穴」「定食」「牛」「貝」「雲」・・・。
「島前らしいかたち」に着目しながら生徒たちが企画・取材をし、「ダース」という一冊の雑誌を作り上げる1年間のプロジェクト。

雑誌がついに納品され、生徒たちのもとに届けられました。

こちらが雑誌『ダース』です。

 

まずは「最初の読者になろう!」ということで、たっぷりと時間をとり、完成した雑誌をみんなで読みました。
ぺらりぺらりと1ページずつめくっていく生徒。
じぶんの担当したコーナーはどこだろうと、せわしなくページをめくる生徒。
友達とおしゃべりしながら和気あいあいと読みすすめる生徒。
コーナーと同じくらい、生徒たちの反応は十人十色でした。

『ダース』を読む生徒

 

雑誌をゆっくりと読んだあとは、お世話になった人たちに手紙を書く時間です。
取材に協力してくれたあの人、
デザインを担当してくれたあの人、
一緒に雑誌をつくったあの人、
じぶんを育ててくれた中学校の先生。

お世話になった人たちを具体的に思い浮かべながら、手紙を書いていきます。

手紙を書く生徒

 

最後はみんなで雑誌を手に集合写真。

みんなの笑顔が光っています。

集合写真!

みんなで集合写真。

ところで学習センターにある黒板には、プロジェクトの進捗が書かれていました。
冊子がついに完成したことで、「文豪よ、我に力を与えよ。」は「文豪よ、我に力をありがとう。」に、
「始動中!」は「完了!」に更新されました。

昔の掲示板

 

今の掲示板。上部の文言が「我に力をありがとう」に更新!

プロジェクトはついに終わります。

出来上がった雑誌は、生徒たちの手を離れ、これからどんどん一人歩きしていきます。

島前から旅立った冊子たちが、もしかしたら新しい出会いを運んできてくれるかもしれません。

その日を心待ちにしつつ、ダース・プロジェクトはひとまず終わります。

 

7期生の卒塾式(伊木)

こんにちは。総務スタッフの伊木です。

去る2月27日、隠岐國学習センター恒例の3年生の”卒塾式”が行われました。
3月1日の卒業式の後すぐに島を離れる生徒が多いため、
島内生・島外生含め全員が学習センターに集うのはこれが最後の機会です。
卒塾式では、まず後輩たちへのメッセージづくり。
「○○○な人へ」をテーマに、自由に書いて貰いました。

後輩たちにメッセージを書く様子

「勉強する理由がわからないあなたへ」
「悩める君へ」
「自分を好きになれないあなたへ」
など、3年生それぞれが自分が躓いたことや、乗り越えたことを思いだしながら
思い思いに書き綴ってくれました。
このメッセージは、後日学習センター館内で掲示し、
後輩たちがいつでも見れるようにする予定です。
その後は、
生徒一人ひとりにセンター長の豊田から、
スタッフからの寄せ書きが書かれた”卒塾証書”を手渡し。
生徒一人ひとりに今の自分の気持ちをみんなに伝えて貰いました。

一人ひとり想いを言葉にしていきます

共に頑張れたみんながいたからこそ頑張り続けることが出来たという生徒、
スタッフが懸命に支援してくれたから合格することが出来たという生徒、
感極まって涙する生徒など、
それぞれの想いを伝えてくれました。

 

その後は、スタッフから生徒へ贈る言葉。
胸に込みあがる気持ちが大きいあまりに、
普段しゃべり上手なスタッフも言葉少なになる場面も。

スタッフからの贈る言葉

最後は恒例の、全員で「ふるさと」の合唱。
ちなみに、島前地域では3番の「志を果たして いつの日にか帰らん」という箇所を
「志を果たし”に” いつの日にか帰らん」と変えて歌うのが習わしです。
歌いながら生徒一人ひとりの顔を見つめていると、
ずいぶん逞しくなった顔付きに気づかされました。

最後は”ふるさと”の大合唱!

時に悩みながらも、懸命に勉強や様々な活動に取り組んできた3年生。
一人ひとりが大いに羽ばたいていってくれることを願っています。
行く道は皆違えども、これからも繋がって助け合える仲間でありますよう。
いってらっしゃい!

 

伊木

学年末試験勉強の様子(石田)

こんにちは。

今朝2月のカレンダーをめくりました。いよいよ門出の季節。
色鮮やかな紙テープを使ったフェリーの見送りは空と海にテープのコントラストが映え
何とも切なさを醸し出す、島ならではの3月の風物詩です。

さて、2月末には学年末試験が行われました。

学習センターで試験勉強に取り組む生徒の様子をお知らせします。

以前にもブログで紹介されていますが、テスト1週間前から学習センター内のレイアウト
変更を行い、生徒が「学習したいスタイル」にあわせて学べるようにしています。

 

土間

こちらは自由度が高い土間です。19時半~22時までは勉強するのみ!!
ですが、それまでの時間であれば、他の人の迷惑にならないようなおしゃべりや
お菓子を食べたりも可能です。
ここはフリースペースとして地域解放もしているので
勉強している生徒の横で地元の方が新聞を読んでいる姿も度々みられます。

書室

土間をあがると右側にあるスペースが書室です。
パソコンやiPadで動画解説を見ながら勉強する生徒や
椅子じゃなくて地べたに座布団スタイルで勉強したい!!という生徒向きです。
奥にあるテレビで遠隔指導を受けることも可能です。

 

学びあいルーム

ここでは2、3人ずつグループになってお互いに教えあい勉強に取り組みます。
一人で黙々と進めるよりみんなと一緒の方が捗る生徒向きです。

pop

学びあいルーム手前にあるポップ。手前味噌ですが、なんとも愛らしい。

質問リスト

スタッフに質問したい場合には廊下ホワイトボードの質問シートに
教科、内容、名前、生徒が勉強している部屋の名前を書くようになっています。
数名いるスタッフが順番に質問に答えていきます。

質問対応:数学の質問をしている様子

今回のテスト勉強中、「携帯持っていると気になって勉強できないから預かって欲しい」という
生徒が数名いて事務室で一時預かりをしました。電源を切っちゃえばいいのでは?と思ってしまいましたが、
手元においておくのではなく、スタッフに預かって欲しいそうです。
テスト勉強に集中する生徒にとって便利なツールは誘惑な存在ですね。

18時~19時半の間は生徒もスタッフも休憩時間です。
夕食をとる生徒が多い中ある日、土間で勉強を終えた女子生徒たちが
「頭を使いすぎて疲れてきたから、レインボービーチまで走ろう!!」
といって数名で駆けていきました。
若さが溢れ、なんとも青春しているなぁ・・・と微笑ましい気持ちになりました。

生徒のみなさん、テスト勉強お疲れさまでした!

石田

PageTop

隠岐國学習センターへのお問い合わせ Contact

隠岐國学習センターへは
下記のお電話番号かお問い合わせフォームから
お問い合わせください。