高2夢ゼミ「グローカルゼミ報告会」を開催しました!(伊木)
早いもので今年は残すところ約2ヶ月ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
隠岐も肌寒くなってきており、最近の学習センターでは薪ストーブを使い、暖をとっています。
さて、先日10月19日(水)に高校2年生の夢ゼミ「グローカルゼミ」の報告会が開催されました。
まず、計5つの各ゼミがどのような活動をしてきたのかを互いに報告し合いました。
地域通貨ゼミは、海士町の地域通貨である「ハーン」を流通させるために、
キンニャモニャ祭でハーンと円の交換や、お金を使う時の「ありがとう」の気持ちを表現する企画を実施し、
累計44万3750ハーンを流通させたことを発表しました。
お片付けゼミでは、乱雑だった寮と学習センターの傘立ての片付け方法を検討し、実際に傘立てを作ったり、
海士町内のイベント情報や、部活のハードディスクの情報整理など、
様々な場面のお片付けに取り組んできたことを発表。
米ゼミは、アイガモコシヒカリ50kgを海士町内で、お米アイスを作ったり、おにぎりにして販売したりといった取組を紹介しました。結果として50kgのお米を売り切ったものの、
「高校生だから買ってあげる」と地域の方に言われたことでお金を稼ぐ難しさを感じたと実感を込めて発表してくれました。
グローバルゼミは、隠岐汽船(島前地域と本土を結ぶ船を運行する会社)の運賃引き下げと、世界の出来事とのつながりを考えたり、
隠岐牛を世界に売るにはどうしたらいいかを考えたことを発表しました。
パンゼミは、学習センターらしいパン作りに取り組む中でPDCAサイクルを回すのを実践したこと、
キャッチコピーやコンセプトを考え、塩パンや島前地域らしい品目を混ぜたちぎりパンづくりに
取り組んだことを発表しました。
プログラミングゼミは、スクラッチという言語を使って、
数値を調整することでアウトプットが変化することを実践し、タッチタイピングに取り組んだことを発表しました。
後半は、各ゼミのメンバーを混交にして、それぞれのゼミで学んだことや、
今後はどんなことを勉強していきたいと感じているかをグループでシェアしあいました。
このグローカルゼミは、机上で学ぶだけではなく、
実際にモノを作ったり、取り組む人に話を聞いたり、地域に飛び出して実践したりといった機会が多くありました。
地域の様々な方にご協力いただき、無事に終えることが出来ました。
ご協力頂いたゲストのみなさま、ありがとうございました。
グローカルゼミはひとまず終了し、12月からは「じぶん夢ゼミ」が始まります。
自分自身の興味や、進路希望をじっくり考えながら自分と向き合う日々が始まります。
グローカルゼミを通じて、自分たちで考え、発案し、実行する力を付けた生徒たちが、
今後どのような自分自身に対する探究を始めるのか、楽しみです!
伊木