イベント「チョコレートが商店に来るまで」が開催されました!(石田)
10月14日(金)隠岐國学習センターの土間でチョコレートにまつわる
イベントがあり参加しました。
チョコがどのようにして手元まで届くのか?また外資系の企業で様々な国を行き来する働き方についてお話しをしていただきました。
講師の川上晃史さんは外資系企業のマースジャパン(スニッカーズや
m&m等のヒット商品をうみだしたチョコレート会社)に在籍され、
海外を舞台に幅広い働き方をされています。
最初に参加者の自己紹介を兼ねてチョコレートにまつわるエピソードを
話しました。
私個人的にもそうですが、チョコレートが好き!の参加者が多い中、
「死ぬ前に最後の晩餐として食べたいモノはチョコ!」
という生徒もいて、チョコに対する本気度の違いを感じました(笑)
さて、チョコはどうやってできているのか?
その謎を解く前にまずはチョコレートをたべてみましょう。
ということで、待っていました!試食タイム!
まずは原料であるカカオを味わって。
(写真IMG_7098:皮を剥いて中の粒をいただきます)
それからカカオ85%以上の手作りチョコレートや
ミルクチョコレート、アメリカ限定のm&m商品も
ちょこっとずついただきました(チョコだけに)
カカオは高い木に黄色い実がなります。
その実を割り白い果肉を発酵させることで
その中にある種の風味が増し、これがチョコレートの原料となります。
この種をすり潰すと油分が液体となり、そこへ砂糖をまぜることで美味しい
チョコレートになるそうです。
後半はチョコレートが取り巻く社会問題や対策について伺いました。
川上さんが勤める会社の活動の一環として、カカオ苗の品種改良をしているそうです。
なぜ苗の品種改良なのか、答えは予想したものとは違うものでした。
~途上国に多いカカオの原産地において、高い木からカカオを収穫する作業は大人よりも
身体が小さくて軽い子供の方が向いているため、子供たちは学校に行くことよりも農園での
働き手として、かり出されてしまう。
低い木に実がなるように改良されることにより、大人でも収穫作業が出来るため
子供たちは労働を強いられず学校に行くことができる。
また遺伝子組み換えをせずに、おしべとめしべを掛け合わせて品種改良の研究をすることは
膨大な労力がかかる上、企業の利益にもつながらない。
けれども、社会の仕組みを良くするためには必要なことである~
チョコレートを介して、新しいことを知りましたそして新しい出会いがありました。
参加者からは今度はカカオの豆からチョコを作ってみたい!という声があがっていました。
次回が待ち遠しいです。
石田