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2016年10月の記事

高2夢ゼミ「グローカルゼミ報告会」を開催しました!(伊木)

早いもので今年は残すところ約2ヶ月ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
隠岐も肌寒くなってきており、最近の学習センターでは薪ストーブを使い、暖をとっています。
さて、先日10月19日(水)に高校2年生の夢ゼミ「グローカルゼミ」の報告会が開催されました。

まず、計5つの各ゼミがどのような活動をしてきたのかを互いに報告し合いました。

地域通貨ゼミは、海士町の地域通貨である「ハーン」を流通させるために、
キンニャモニャ祭でハーンと円の交換や、お金を使う時の「ありがとう」の気持ちを表現する企画を実施し、
累計44万3750ハーンを流通させたことを発表しました。

米ゼミの「ありがとう」を伝えるボード
キンニャモニャ祭の「ありがとう」を伝えるボード

お片付けゼミでは、乱雑だった寮と学習センターの傘立ての片付け方法を検討し、実際に傘立てを作ったり、
海士町内のイベント情報や、部活のハードディスクの情報整理など、
様々な場面のお片付けに取り組んできたことを発表。

お片付けゼミの発表
お片付けゼミの発表の様子

米ゼミは、アイガモコシヒカリ50kgを海士町内で、お米アイスを作ったり、おにぎりにして販売したりといった取組を紹介しました。結果として50kgのお米を売り切ったものの、
「高校生だから買ってあげる」と地域の方に言われたことでお金を稼ぐ難しさを感じたと実感を込めて発表してくれました。

米ゼミの発表の様子
米ゼミの発表の様子

グローバルゼミは、隠岐汽船(島前地域と本土を結ぶ船を運行する会社)の運賃引き下げと、世界の出来事とのつながりを考えたり、
隠岐牛を世界に売るにはどうしたらいいかを考えたことを発表しました。

グローバルゼミの様子
グローバルゼミの発表の様子

パンゼミは、学習センターらしいパン作りに取り組む中でPDCAサイクルを回すのを実践したこと、
キャッチコピーやコンセプトを考え、塩パンや島前地域らしい品目を混ぜたちぎりパンづくりに
取り組んだことを発表しました。

島前らしいパンの具材を考えました
島前らしいパンの具材を考えました

プログラミングゼミは、スクラッチという言語を使って、
数値を調整することでアウトプットが変化することを実践し、タッチタイピングに取り組んだことを発表しました。

プログラミングゼミでは「スクラッチ」というプログラムに挑戦
プログラミングゼミでは「スクラッチ」に挑戦

後半は、各ゼミのメンバーを混交にして、それぞれのゼミで学んだことや、
今後はどんなことを勉強していきたいと感じているかをグループでシェアしあいました。

最後は振り返り
最後は振り返り

このグローカルゼミは、机上で学ぶだけではなく、
実際にモノを作ったり、取り組む人に話を聞いたり、地域に飛び出して実践したりといった機会が多くありました。
地域の様々な方にご協力いただき、無事に終えることが出来ました。
ご協力頂いたゲストのみなさま、ありがとうございました。
グローカルゼミはひとまず終了し、12月からは「じぶん夢ゼミ」が始まります。
自分自身の興味や、進路希望をじっくり考えながら自分と向き合う日々が始まります。

グローカルゼミを通じて、自分たちで考え、発案し、実行する力を付けた生徒たちが、
今後どのような自分自身に対する探究を始めるのか、楽しみです!
伊木

イベント「チョコレートが商店に来るまで」が開催されました!(石田)

10月14日(金)隠岐國学習センターの土間でチョコレートにまつわる
イベントがあり参加しました。

チョコがどのようにして手元まで届くのか?また外資系の企業で様々な国を行き来する働き方についてお話しをしていただきました。
講師の川上晃史さんは外資系企業のマースジャパン(スニッカーズや
m&m等のヒット商品をうみだしたチョコレート会社)に在籍され、
海外を舞台に幅広い働き方をされています。

最初に参加者の自己紹介を兼ねてチョコレートにまつわるエピソードを
話しました。

私個人的にもそうですが、チョコレートが好き!の参加者が多い中、
「死ぬ前に最後の晩餐として食べたいモノはチョコ!」
という生徒もいて、チョコに対する本気度の違いを感じました(笑)
さて、チョコはどうやってできているのか?

その謎を解く前にまずはチョコレートをたべてみましょう。
ということで、待っていました!試食タイム!

まずは原料であるカカオを味わって。
(写真IMG_7098:皮を剥いて中の粒をいただきます)

それからカカオ85%以上の手作りチョコレートや
ミルクチョコレート、アメリカ限定のm&m商品も
ちょこっとずついただきました(チョコだけに)

モグモグモグ・・・
モグモグモグ・・・

カカオは高い木に黄色い実がなります。
その実を割り白い果肉を発酵させることで
その中にある種の風味が増し、これがチョコレートの原料となります。
この種をすり潰すと油分が液体となり、そこへ砂糖をまぜることで美味しい
チョコレートになるそうです。

カカオがいっぱい
カカオがいっぱい

後半はチョコレートが取り巻く社会問題や対策について伺いました。

川上さんが勤める会社の活動の一環として、カカオ苗の品種改良をしているそうです。

カカオ
カカオ収穫体験の説明の様子

なぜ苗の品種改良なのか、答えは予想したものとは違うものでした。

~途上国に多いカカオの原産地において、高い木からカカオを収穫する作業は大人よりも
身体が小さくて軽い子供の方が向いているため、子供たちは学校に行くことよりも農園での
働き手として、かり出されてしまう。
低い木に実がなるように改良されることにより、大人でも収穫作業が出来るため
子供たちは労働を強いられず学校に行くことができる。

また遺伝子組み換えをせずに、おしべとめしべを掛け合わせて品種改良の研究をすることは
膨大な労力がかかる上、企業の利益にもつながらない。
けれども、社会の仕組みを良くするためには必要なことである~

チョコレートを介して、新しいことを知りましたそして新しい出会いがありました。

参加者からは今度はカカオの豆からチョコを作ってみたい!という声があがっていました。
次回が待ち遠しいです。

石田

スタッフ研修を行いました(高橋)

いつもは、生徒が学んでいる様子をお伝えすることが多い学習センターブログですが、
今回は、生徒ではなく、「スタッフ」が学んでいる様子を少しだけお伝えします。

隠岐國学習センターが大切にしているのは、
生徒ひとりひとりに合わせた、進路実現のサポート。

学習センターのスタッフは時に優しく、時に厳しく、
夢ゼミなどを通して、生徒と一緒に
自分のやりたいこと・やるべきことを一緒に考えています。

学習センタースタッフがさらにパワーアップするため、
10/9(日)~10日(月)に「より良い指導とは何か」を
みんなで考える2日間の研修を行いました。

研修の様子
研修の様子
研修のグラウンドルール
研修のグラウンドルール

今までの指導経験や自分の得意_なこと/不得意なことを振り返ったり、

気づいたことを出し合い、ふせんに書き出す
気づいたことを出し合い、ふせんに書き出す

 

新しい夢ゼミのカタチを模索したり。

気分を変えるために部屋を飛び出して考えるスタッフたち
気分を変えるため部屋を飛び出して考えるスタッフたち

 

ひとりひとりの生徒と向き合い、指導する教務スタッフ。
頑張っている生徒をこれからも、そしてさらに全力でサポートするために、
日々、生徒に負けないぐらい学んでいるなと、
総務スタッフである私は、側から見て思っています。

生徒だけでなく、スタッフも一緒に学び合える素敵な学び舎を目指して、
生徒も、教務スタッフも、そして、
そんな頑張る生徒や教務スタッフをサポートする私たち総務スタッフも
一緒に学び、頑張っていきます。

高橋

高1夢ゼミ:雑誌制作、着々と進んでいます!(インターン三輪)

5月から始まっている「Project ダース」。1年生全員で1冊の雑誌を作る夢ゼミです。
プロジェクトが始まって4ヶ月経ちましたが、現在どうなっているのでしょうか。
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6月の夢ゼミでは、雑誌の題材となる12個の「島前らしいモノ」を選びました。
写真を分類しながら、どのカタチであれば島前らしさが伝わるのかを全員で話しました。

グループ作業の様子
グループ作業の様子

7月は12チームに分かれて、実際にどういう内容にしていくのかアイデアを出し合いました。
どこに調査しに行ったらいいか、誰に取材したらいいか。頭を突き合わせながら、悩みながら、企画を考えました。
この回では、スケジュール管理担当や広報担当など、チーム内で役割分担もしました。
一人一人に役割ができたことで、責任感も生まれたようでした。

お互いのアイデアを聞きながらラフを作っています
お互いのアイデアを聞きながらラフを作っています

 

完成途中のラフ
作成途中のラフ

そして9月。2学期最初の夢ゼミでは、紙面のレイアウト等を考えながらラフを作りました。
うまく話し合いが進むチームもあれば、なかなかアイデアが出ないチームもあります。
実際に雑誌を見ながら、どういうことが書かれているのかを調べているチームもありました。
『読者が、読み終えた時にどういう気持ちになってほしいかを考える』ことは、一番大事なことですがとても難しいことです。
スタッフも混ざりながら一緒に考えました。

学習センターの掲示板にも!
学習センターの掲示板にも!

来週は、各チームが書いたラフ案の検討会です。
楽しい企画を作るために、いろいろな人に見てもらう良い機会になると思います。
我々スタッフも、雑誌制作に向けてサポートしていきます!
三輪

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