あなたは何ゼミ派??【グローカルゼミ発表会】
こんにちは!
今回は、2019/10/21にあったグローカルゼミの発表会について報告します。
グローカルゼミとは1・2年生の夢ゼミです。高校生が地域に飛び出し、
・学習センタースタッフ
・卒業生
・地域のスペシャリスト
など、テーマに合わせて多岐にわたる講師をお招きしながら活動してきました。今期のグローカルゼミは、8つに分かれており、生徒が自分で入りたいゼミを選び、半年間かけ抜けました。
- 当日レポート
今回は特に私が2コマ分お邪魔した「よりみちゼミ」の発表を中心にレポートします!(そのほかのゼミの詳細も下に記載します)
「よりみちゼミ」は、知夫里島から来る講師とともに、毎週、卵焼きづくりやバレーなどさまざまな切り口から「自分」を掘り下げ、「自分」について新しい発見をするゼミです。
今回の発表会では、普段のゼミを実際に体験してもらおうとワークショップとプレゼンテーションをしてくれました。
とくに印象的だったのは、ワークショップでのやりとり。
始まるなり、参加者の前にお菓子が並べられます。
(欠航で数少ないメンバーに戸惑いながらも、上手にワークショップの場を創ってくれた生徒たち)
「最近たのしかった瞬間を思い浮かべて、ここにあるお菓子からその時に食べたかったお菓子を選んでください。」
はじめはなんだろう?と不思議な感覚だったのが、そのあとに選んだ理由と状況のシェアをすると、一気に場があたたまりました。
限られたお菓子からひとつを選ぶだけなのに、参加者ひとりひとりの観点と個性が浮き出ました。
(輪になって、参加者一人ひとりがお菓子を選んだ理由を話しました)
ふだんのゼミでも、たとえば卵焼きをつくるという一つのテーマから、十人十色の卵焼きができる体験をとおして自分の深堀りをしているそうです。
何度かゼミに通ううちに、自分は家族の存在が根底にあるのだとわかった、とワークを通じた気づきをシェアしてくれたのも素敵でした。
- “発表しきれない”学びを感じた
(全体集合の様子。地域・学校の方にも足を運んでいただきました。)
一番はじめにグローカルゼミの説明を聞いたとき、具体的なイメージがなかなか沸かず、だからこそ今回の発表会で各ゼミの発表を聞くのを、とても楽しみにしていきました。
発表会を見て納得したのは、各ゼミでの生徒たちの経験は本当に広がりがあって、一言で表せるようなものではないということ。
私が今回見たゼミ発表から感じたのは、各講師が生徒の「主体性」を大切にしているということです。
各ゼミの説明を見てわかるように、それぞれのゼミで、もともと決められたコンテンツはとても限られたものでした。それ以上は、生徒から出たアイデア・プロジェクトを大切にしてきました。
だからこそ、各ゼミによってアウトプットも進捗もさまざまでした。それでも自分の選んだゼミに誇りを持っているように見えた生徒が多かったのが印象的でした。
当日は、あいにくの高波で内航船が欠航していたこともあり、今回私がレポートできたのは、それぞれのゼミの魅力のほんの一端だったかもしれません。
だからこそ、今回の「発表会」にあらわれたこと以上に、個々人の感じたことや、難しかったこと・楽しかったことを大切に、次のステップにつなげてほしいと思います。
- 上記以外の7つのゼミ
今回紹介した「よりみちゼミ」以外にも、今期はそれぞれ異なる曜日・講師のもとに、8つのゼミが開講されました。
「文体ゼミ」
言葉でいかに世界を切り取るかに着目し、「何を書くか」と同じくらい「どのように書くか」を学ぶゼミ。
「商品開発ゼミ」
アカモクを活用し、生徒たちで地域の生産者の方とやりとりしながら商品開発を行うゼミ。
「表現ゼミ」
描く・貼る・歌うなど、幅広い表現を通じて「作品にして、届けるまで」を学ぶゼミ。
「五感解放ゼミ」
フィールドワークを中心に、「森羅万象を楽しめる気持ち」を育むために、五感を使って当たり前と思われているものから新たな発見をするゼミ。
「西ノ島ゼミ」
西ノ島の方々にインタビューやワークショップを企画したり島を超えた学びを行うゼミ。
「部活ゼミ」
ふだん行う「部活動」を、一歩違う目線から掘り下げるゼミ。
「ものづくりゼミ」
ものづくりから「できる世界」を広げ、同時にわくわくを実現させる楽しさを体験するゼミ。