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ピザ窯づくり奮闘記②

こんにちは、インターンのロドリゲスです。

 ピザ窯づくりの記録「ピザ窯づくり奮闘記」第2弾です。材料収集、資金繰り、そして最後にはっと気づかされた近隣の方々との付き合い方、つくり始めるまでが盛りだくさんのピザ窯プロジェクト。その一部始終をどうぞ。

 

 ーないものはない、ならどうする?ー

 動き出したピザ窯づくりプロジェクト。当然ながら、ピザ窯をつくったことはありませんから、1から調べ、どのような形のピザ窯だといいのか情報を収集しました。その情報をもとに理想のピザ窯をスケッチします。

 

 できるだけ材料を少なく抑えて、それでもおいしく焼ける窯はつくれないか。島にホームセンターはないので、必要な物は島外から取り寄せなければなりません。窯づくりで使うレンガ類はひとつひとつが重いため、輸送費もその分高くなってしまいます。限られた条件の中でいかに効率のいい窯をつくれるか、やったことのない製図(もどき)をして必要な材料と費用を算出しました。

 

レンガ約30個、コンクリートブロック20個、セメントや砂など20袋近く、それに必要な道具も合わせると、予算が10万円近くかかります。頭を抱えました。とても決起会だけで賄える金額ではありません。悩んだ末、でてきた方法がpolcaを利用して資金を集めることでした。

 

 

 ーはじめてのpolca、果たして受け入れられるのかー

 フレンドファンディングと呼ばれるpolca。クラウドファンディングに比べ、気軽に始められ気軽に支援できると話題で、私自身、以前から注目していました。気軽にといいますが、このピザ窯のプロジェクト、懸ける想いは軽くないので、お金がこれで集まらなかったら相当なショックを受けます。その不安と闘いながら、企画を投稿しました。

 

 1か月後、企画の終了時に集まったお金は、目標の倍近く。安堵感が少しで、使命感がほとんどを占めていました。支援していただいた方に、ピザ窯への私の想いがどう実現されていくのか、見届けてほしい、そのためまずはずっと使い続けられる窯をつくらねばと思い、つくる作業に取り掛かります。

 

 

 ー忘れちゃいけない、煙の行方ー

 材料購入のめぼしも付き、次なるはどこに窯をつくるかです。学習センター内のどこにあると、このピザ窯が活きるのか、スタッフ同士協議しました。そこで学習センターの裏、駐輪場の奥がいいのではないかと話が進みました。

学習センターは公立塾のため土地を管理する役場に、その旨を確認します。すると返ってきた答えは、「つくるのはいいが、煙が心配だ。」とのこと。煙のことはすっかり抜けていました。「地域に開かれた学習センター」を実現するためのピザ窯なのに、ピザ窯から出る煙で近隣の方々に迷惑をかけるようでは、元も子もありません。

改めて、煙が拡散しにくい場所、煙の出にくい構造、そして煙を出さない火のつけ方など、つくる過程から動かす過程まですべてににおいて、煙への配慮が必要であることに気づかされました。

 

 後日、学習センターの近隣のお宅にピザ窯をつくろうとしている旨を伝えにあいさつに行き、煙には細心の注意を払うことをお伝えしました。近隣の方々にもご理解をいただきながら、少しずつ、でも確実に、ピザ窯づくりが進んで行きます。

 

 

     ーついに、ピザ窯づくりへー

 2ヶ月近いピザ窯づくりの準備が終わり、タイミングもよく材料も届きました。さあ、ついに作り始める時がきました。

 

 ピザ窯づくり奮闘記③へ、つづく。

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