あんばい【塩梅】
みなさん
学んでますか。
大人は仕事をします。
みなさんは学んでください。
大人は会議もします。
重要な会議もあります。
わりと軽めの会議もあります。
重要な会議と軽めの会議が
重なってしまうこともあるのです。
そういうとき大人は 優先度 をつけて
どちらの会議に出席するのか決めるのです。
より大切な会議に出るのです。
より重要な会議に出るのです。
のっぴきならない会議に出るのです。
のっぴきならない とは
重要 という意味です。
のくこと も ひくこと も出来ない,
つまり さけることが出来ない ほど重要です。
サラリーマンには のくこと も ひくこと も
許されないことがあるようです。
給料(サラリー)をもらっているので
仕方がありません。
のっぴきならない とは
相当 重要 という意味です。
のくこと も ひくこと も出来ないのです。
ひくこと をあらわす言葉で
しおどき という言葉があります。
「このへんが しおどき だ。」
というと,なんだか
「もう やめるべき だ。」
という風に聞こえます。
実はこれは正しくありません。
しおどき とは ひくとき だけではありません。
しおどき
とは
ものごとをするのにちょうどよいとき
という意味です。
つまり チャンス という意味です。
いつも やめるとき とは限らないのです。
ちょうどよいとき が しおどき なのです。
ちょうどよいこと をあらわす言葉で
あんばい という言葉があります。
あんばい は 塩梅 と書きます。
むかし 塩 と 梅酢 を合わせる
調味料がありました。
その ちょうどよい様子 を表す言葉が
塩梅(あんばい)
です。
だから ちょうどよいこと を いい塩梅
と言うのです。
塩はむかしから大切な栄養源だったのです。
塩のおかげで食べ物を保存できたりします。
サラミ は ひき肉を塩と腸詰したものです。
塩のおかげで長期保管ができます。
塩は味もよくします。
サラダ など生野菜だけでは味気ないものには
塩をかけて味をよくするのです。
ところで 塩 は そると(salt) です。
ですから 塩 に関連するものは
sal- が,つく用語が多いのです。
サラミ は salmi と書きます。
サラダ は salad と書きます。
サラリー は salary と書きます。
古代ローマでは 塩 が貴重だったのです。
だから給料の代わりに 塩 をわたしていたのです。
だから 給料をもらう人 を
サラリーマン というのです。
のっぴきならない状況 を
さらり と,かわすひとを
さらりーマン というのです。