かずのこ【数の子】
みなさん
学んでますか。
大人は仕事をします。
みなさんは学んでください。
大人は仕事でパソコンを使います。
みなさんもパソコンを使いますか。
「学習で」パソコンを使ったことはあっても
「仕事で」使ったことはないでしょう。
大人はエクセルをつかって集計します。
ワードをつかって報告書をつくります。
パワーポイントをつかってプレゼンテーションをつくります。
僕が以前つとめていた会社では
パワーポイントをつかって企画書をつくります。
「パワポで企画書つくるんだぁ」
という驚きが共有出来ると大人です。
閑話休題。
大人は仕事でパソコンを使います。
パソコンとは パーソナルコンピューター の略です。
コンピューターは2進数で計算をします。
2進数というのは0と1だけ使って表す数です。
0,1,10,11,100,101,110,111 …
と続きます。
2進数 → 10進数
0 → 0
1 → 1
10 → 2
11 → 3
100 → 4
101 → 5
110 → 6
111 → 7
にそれぞれ対応しています。
普段,僕らがつかっているのは
10進数
です。
10進数では 100−1=99 ですが,
2進数では 100−1=11 となるのです。
2進数の100 は 10進数の4 です。
2進数の1 は 10進数でも1 です。
だから引き算の答えは 3 となります。
これを2進数で表すと 11 です。
つまり 100−1=11 となるのです。
なんだか難しくなってきました。
100−1=白
というのもあります…(百)−(一)=白です。
百という漢字の横棒(つまり一)を取ると 白 という漢字になるからです。
だから99歳を祝うことを 白寿(はくじゅ) と呼ぶのです。
さらに90歳を祝うことを 卆寿(そつじゅ) といいます。
卆寿,読んで字の如く 90歳 を祝うものです。
読んで字の如く…わかるでしょうか。
卆ですよ,卆。
祖母の米寿(べいじゅ)は京都の旅館で祝いました。
「米」寿は何歳のお祝いかわかるでしょうか。
米 ですよ,米。
米寿は88歳のお祝いです。
「米」という字を分解してください。
八 十 八 が見えませんか。見えませんか。
見えませんね,なかなか。
祖母の米寿のお祝いは,親戚一同集まって
京都の旅館でやりました。
京都は にしんそば が名物です。
しかし京都で にしん はあまり捕れません。
でも京都は にしんそば が名物です。
これは江戸時代にあった北前船が
北海道から京都までにしんを運搬していたからです。
京都でにしんはあまり捕れません。
にしんがとれないのに にしんそば が名物になる。
こういうことが世の中にはあるのです。
名物になるにはそれなりの理由があるのです。
以前,仕事で南会津にいきました。
南会津の蕎麦は美味しいです。
南会津で蕎麦が名物になっているのには
やはりそれなりの理由があります。
日照時間が少ないためお米があまり採れないからです。
お米がとれないので蕎麦を作ったのです。
名物になるにはそれなりに理由があるのです。
ちなみに にしん の卵(子ども)を 数の子 と呼びます。
たら の卵(子ども)は たらこ です。わかりやすい。
とびうお の卵(子ども)は とびこ です。わかりやすい。
なぜ にしん の子どもは 数の子 なのでしょう。
それは にしん のことを カドイワシ と呼ぶからです。
カドイワシ が訛って カド → カズ となったのです。
つまり にしん が カズ なのです。
にしん=数 です。
ニシン・数 です。
2進数 です。
コンピューターは2進数で計算するのです。