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2017年6月の記事

SDGsと自分の夢をかんがえる夢ゼミ(インターン関根)

こんにちは&はじめまして!インターンの関根と申します。
今年の3月に慶應義塾大学を卒業して4月から隠岐國学習センターでインターンを始めました。

突然ですが、実は今週でインターンを終えて、ハーバード大学教育大学院の修士課程コースで勉強するために2週間後にはアメリカへ旅立つ予定です。島前での時間があっという間に過ぎてしまって、もうインターンが終わりだなんて未だに信じられません!

海士町の自慢、三郎岩を間近で見ました

さて、先週は多くの方々が学習センターにお越しくださいました。
今回は、なかでも国谷裕子さんの訪問と授業参加について紹介したいと思います。

国谷さんと学習センタースタッフ

国谷さんのことを、NHK『クローズアップ現代』のニュースキャスターとしてご存知の方が多いかと思います。
彼女は現在、朝日新聞と連携して、Sustainable Development Goals(略してSDGs)に関する啓発活動を行なっております。SDGsは国連で定まった2030年までに達成したい17個の持続可能な開発目標のことを指します。

国谷さんは、教育を通じて持続可能な地域の実現を目指した島前に関心を持って、はるばる島前へ、学習センターへお越しくださいました。
そこで、貴重な機会だったので、国谷さんに高校3年生の自分夢ゼミでSDGsをテーマにした授業に参加していただきました!

授業の様子

さすが一流ニュースキャスター、SDGsという複雑なコンセプトを非常に分かりやすくプレゼンしてくださいました。
一通りSDGsの情報を生徒にインプットしたうえで、次に生徒達に自分達の夢がSDGsを達成するうえでどのように関係するのか考えてもらいました。

ほとんどの生徒にとってSDGsが初耳であったにも関わらず、非常に真面目に自分なりの答えを出して、最後に発表しました。自分の夢の実現が複数の目標達成にまたがる生徒もいれば(中には17個全部と関係するという生徒も!)、どの目標とも直接的に関わらないという生徒もいました。

また、普段はあまり発言しない生徒が自発的に発表したり、「SDGsは大人が決めた目標だけど、次世代を構築する僕たち若者もこの目標設定の段階から関わるべきではないか」という面白い意見が出たり、インターンを始めてから一番印象に残った自分夢ゼミだったといっても過言ではありません。

全ての生徒が敢えてSDGsの実現に向けて夢を築く必要はないと個人的に思っていますが、意識的に“夢×SDGs”を考えることによって、将来それぞれが歩む道を新しい視点から見つめ直す良い機会になったと思います。

 

関根

インターン受験体験談お話会(新立)

こんにちは。
高3担当の新立です。
島前では6月に入った途端、突然の豪雨が襲来しました。

運動部の生徒たちにとっては1年で最も大切な大会、
島根県高校総体が行われています。

一つ上の先輩たちがいよいよ受験に集中し始めた姿を見て、
2年生も勉強に本腰が入ってきています。

そんな中、2年生に向けて、隠岐國学習センターのインターン生3名が
それぞれの受験体験談を話してくれました。

まずは一人ずつ、自身の受験体験についてプレゼン

三者三様の体験談でした。
田畑くんは都立の進学校からの一般入試。
進学校での受験勉強や、偏差値だけで大学を選ぶことへの違和感を感じていたそう。

寒川くんは私立高校からの推薦入試。
高校時代は部活動と高校生団体での活動に力を入れ、どう勉強と両立したかを話してくれました。

関根さんは私立の進学校からのAO入試。
国際的な活動を通して、自分の興味関心を自覚したそう。
学費の問題を解消するため、様々な奨学金制度や留学支援制度を調べ、最善策を見つけて理想を叶えた話をしてくれました。

実体験に基づく話なので、生徒たちも興味津々に聞き入っていました。
今まで考えたことがなかった進路実現の方法に出会うことができたことと思います。

生徒たちは話を聞いたあと、さらに話を聞きたい人の元へ集まってそれぞれグループを作り、自分たちの視点で質問しました。

グループに分かれてさらにじっくり

AO入試、勉強法から大人を説得する方法まで、生徒から次々と質問が出されました。
気になっていること、不安なことを一番近い存在のインターン生に率直に聞くことで、安心できた生徒も多かったようです。

最後に、今日からできることを聞いたところ
学校の授業で寝ない、授業の内容を理解できるように先生や友達に聞く
という声がたくさん聞かれました。

生徒たちは新たな方法・視点を得た一方で、
そのためにすべきことは何も特別なことではないということも同時に気づきました。
授業の時間を大切にする、日々の学習を怠らない
やりたいことを行動に移す
本当に進みたい道を自分で真剣に考える
といったことを見つめ直すきっかけをくれたインターンの3人、ありがとう。

実際の行動に移せるよう、一緒に頑張っていきましょう!

 

新立

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