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2020年3月の記事

じぶん夢ゼミ前半最終回!

こんばんは!インターンの齋藤です。

 

2年生の12月からはじまり、3年生の6月までゆっくり自分の価値観を振り返るじぶん夢ゼミ。私は隔週で参加しましたが、設計が本当に細やかで、前半だけでもたくさんの良い場・気づきを得られました。

 

今期のじぶん夢ゼミでは、『決める』をテーマに「就職を決めた瞬間」「結婚を決めた瞬間」など毎回のお題に合わせて異なるゲストをお呼びし、高校生にインタビューをしてもらいました。

 

 

いろいろな大人の価値観に触れる機会を増やしたいという思いから、スタッフだけでなく、役場職員、教員、医療職の方など、地域の内外から多様なゲストをお呼びしました。

最終回に見学に来てくれた大学生も、高校生のときにこんなに多くの大人に関わってもらう機会があるのはうらやましい、と感想を話していたほどでした。

 

見ていて驚いたのは、インタビューのたびに生徒の新しい一面が見えたことでした。

話を聞く相手によって毎回感じ方が違うのか、「前回は聞き手に見えたけど、今回はたくさん質問しているな」とか、「前回のまとめで言っていた問いがこう進化しているな」といった成長がいたるところで見受けられました。

 

インタビュースキルも如実にアップしていて、初めの回では普段会うことのないゲストの様子を見ながら進めていたものが、回が進むにつれて抵抗感なくスムーズに本題に入っていくようになり、見ていて感心してしまいました。

 

 

 

そして毎回ゲストにインタビューをしたあとに、ワークシートを使って自分の価値観と鏡のように照らし合わせる振り返りをしました。

 

実際に生徒からも、「前回の〇〇さんはこう言っていたけれど、今回△△さんからこういった言葉も聞けて、自分に近いと思った」など、インタビューを通して自分に矛先を向けた発言をたくさん聞くことができました。

 

インタビューだけではなく、自分の選択基準について掘り下げるために、レゴを使ったワーク(※)や、スタッフから高校生へのインタビューも行いました。(※レゴ・シリアスプレイといって、近年組織開発メソッドとして注目されている手法で、言葉だけではなくレゴのブロックを使って心の奥にある考えを表すことができます。)

 

ワークシートやレゴを使うことで、頭のなかにぼんやりとあった進路の方向性や大切にしていることを言語にして引き出すことができ、生徒が次のアクションや疑問がうまれるいいきっかけになっていました。

 

毎回のミーティングで、スタッフの方々が生徒ひとりひとりの状態をすごく丁寧に考えていて、熱量を持って今後の授業内容を設計する姿が、とても勉強になりました。

 

どの回も、ゲストや同級生・スタッフとの会話のなかから、生徒にとって多くの気づきがあったと思うので、6月までつづく残りの回も生徒の成長が楽しみです。

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