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カテゴリ:授業の様子

新年度が始まりました!(長谷川)

こんにちは。
1年生担当の長谷川です。

4月10日、隠岐島前高校の入学式が行われました。
新1年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
新1年生のみなさんはさまざまな想いを持って、島前地域に来られたと思います。
たくさんの経験や学びを学習センターでも得てもらえれば嬉しいです。

さて、学習センターでも、入学式翌日には新1年生の体験入塾ガイダンスを実施し、たくさんの新入生が来塾してくれました。

体験入塾ガイダンスの様子

まず、前半の時間を使って、学習センターの活用方法について話をさせてもらいました。
学習計画の立案と振り返りを定期的に行う「自立学習」と、自分の夢を見つけたり、深めたり、人に伝わるように言葉にするための「夢ゼミ」について、みなさんに知ってもらいました。
また、スタッフ紹介も行いました。

スタッフ紹介の様子

その後、学習センターでの学びを体験してもらうために夢ゼミを行いました。

夢ゼミ体験の様子

1年生の夢ゼミは、「表現する」力をつけるので、その導入として、インタビューすること、されることを体感してもらう授業を行いました。
2人1組、4人1組になって、時間配分を考えたり、お互いの共通点を探ったり、チームでチャンレンジしたいことを考えたりしました。
インタビューがうまくいったチーム、うまくいかなかったチームがありましたが、みなさんたくさんの気づきがあったかと思います。終わった後は、教室全体、とても良い雰囲気でした。

スタッフ12名で、生徒のみなさんをサポートしていきます。
今年度もどうぞよろしくお願い致します!

このスタッフで生徒をサポートしていきます!

長谷川

『ダース』遂に完成しました!(澤)

「島留学生」として島前高校に通っていた3年生の多くがいっせいに島を旅立ちました。

島前高校の先生や在校生はもちろん、島中の人たちに「いってらっしゃい」と見送られながら出立する光景はとても美しく、感動しました。
季節のうつろいと別れの切なさを感じずにはいられない3月中旬、1年生の最後の夢ゼミがおこなわれました。
「穴」「定食」「牛」「貝」「雲」・・・。
「島前らしいかたち」に着目しながら生徒たちが企画・取材をし、「ダース」という一冊の雑誌を作り上げる1年間のプロジェクト。

雑誌がついに納品され、生徒たちのもとに届けられました。

こちらが雑誌『ダース』です。

 

まずは「最初の読者になろう!」ということで、たっぷりと時間をとり、完成した雑誌をみんなで読みました。
ぺらりぺらりと1ページずつめくっていく生徒。
じぶんの担当したコーナーはどこだろうと、せわしなくページをめくる生徒。
友達とおしゃべりしながら和気あいあいと読みすすめる生徒。
コーナーと同じくらい、生徒たちの反応は十人十色でした。

『ダース』を読む生徒

 

雑誌をゆっくりと読んだあとは、お世話になった人たちに手紙を書く時間です。
取材に協力してくれたあの人、
デザインを担当してくれたあの人、
一緒に雑誌をつくったあの人、
じぶんを育ててくれた中学校の先生。

お世話になった人たちを具体的に思い浮かべながら、手紙を書いていきます。

手紙を書く生徒

 

最後はみんなで雑誌を手に集合写真。

みんなの笑顔が光っています。

集合写真!

みんなで集合写真。

ところで学習センターにある黒板には、プロジェクトの進捗が書かれていました。
冊子がついに完成したことで、「文豪よ、我に力を与えよ。」は「文豪よ、我に力をありがとう。」に、
「始動中!」は「完了!」に更新されました。

昔の掲示板

 

今の掲示板。上部の文言が「我に力をありがとう」に更新!

プロジェクトはついに終わります。

出来上がった雑誌は、生徒たちの手を離れ、これからどんどん一人歩きしていきます。

島前から旅立った冊子たちが、もしかしたら新しい出会いを運んできてくれるかもしれません。

その日を心待ちにしつつ、ダース・プロジェクトはひとまず終わります。

 

夢をかたちに―じぶん夢ゼミ、始動!(澤)

明けましておめでとうございます。
学習センターの澤です。

早いもので学習センタースタッフに着任してから2ヶ月が経ちました。

東京から移住してきた私にとって、印象的なのは月の明るさです。
海士町ではほとんどの店が20時頃には閉店してしまい、街灯もまばらなため、
夜は深い暗闇になります。

その暗闇を明るく照らしてくれるのが月明かり。

自転車で通勤していることもあり、今日は月が出ているから明るいな、
今日は雲に隠れているからライトをちゃんとつけようと、月とのコミュニケーションは日常になっています。

 

さて、学習センターでは昨年12月から新しい夢ゼミが始動しました。
「じぶん夢ゼミ」です。

参加しているのは高校2年生。
月曜日、水曜日、金曜日の3つのゼミのいずれかに参加しています。

じぶん夢ゼミは、これまで以上に、
生徒一人一人が主人公のゼミです。

人の数だけ人生があるように、生徒の数だけ夢があります。

私を含めた担当スタッフは、一人一人が夢(学習センターでは「じぶんの興味と社会との接点」を「夢」と定義しています)を
具体的なかたちにできるように、ある時は厳しく、ある時は温かく指導していくことを心がけています。

ゼミの進め方は生徒によって違います。スタッフと面談を重ねる生徒もいれば、生徒同士で相談しあう生徒もいます。
iPadを使ってどんどん調べたり、先輩や地域の人からアドバイスをもらう生徒もいます。

間もなく高校3年生になる彼ら。

現3年生の真剣な様子を間近で見ながら、
もうすぐ自分の番だと、腹をくくり、決意をかためはじめています。

いい表情をしている生徒も、日に日に増えてきました。

じぶん夢ゼミは6月まで続きます。

納得のいく次の一歩を踏み出せるように、
生徒も、スタッフも、冬の寒さに負けない、熱気に満ちた日々をすごしています。

 

学習センター流・期末テスト対策(高橋)

なんだか急に寒くなったと思ったら、もう12月。
月日が流れるスピードの速さにびっくりしている、
総務スタッフの高橋です。

さて、12月といえばクリスマス。
クリスマスといえば、冬休み。
冬休みといえば、その前に避けては通れない、
2学期の期末テストです。

テスト期間中は、普段の授業とは異なり、
テスト勉強をするために、
1年生~3年生までたくさんの生徒が
学習センターに集まります。

テスト期間中の基本的な教室の使い方やルールは、
生徒たち自身がワークショップで考えたものですが、
より良い学習環境にするために、生徒の状況や人数に応じて、
学習センターのレイアウトを今も少しずつ変化させています。

例えば、今回のテスト期間では・・・

「学びあい」教室
「まなびあい」教室

この教室は、いつもは、「まなびあい」と言って
数名がわからない問題を教え合いながら勉強する教室にしていますが、
今回はその「まなびあい」スペースの隣に、
「グループサイレント」という新たなスペースを設置。

まなびあいほど問題を教え合うことはしないけど、
ちょっとした質問を友達に確認したい、
みんなで一緒に勉強したい、という
生徒にとって使いやすいスペースになりました。

また、テスト期間中では、おなじみの
卒業生に遠隔指導をしてもらう、
「遠隔兄さん姉さん」システム。

遠隔ねえさん(卒業生)に質問する生徒
遠隔ねえさん(卒業生)に質問する生徒

今までは、スタッフがいるスペースから
少し離れた場所を使っていたのですが、
今回からスタッフの目に届く場所に席を設けることで
効率良く、生徒がこのシステムを使って
わからない問題を質問することができるようになりました。

他にも、普段は3年生が受験勉強のために使っている
とっても静かな教室を1~2年生にも開放したりと、
生徒がよりテスト勉強に集中できるような環境になるよう
スタッフみんなで考えて、学習センターの使い方を工夫しています。

わからない問題を教えることはもちろんですが、
それだけではなく、生徒がより勉強しやすい空間にするための環境づくりを通して、
テスト期間中の生徒たちをこれからも応援していきます!

高橋

つながる学びや~遠隔交流会~(中山)

高3担当の中山です。海士町も秋が深まってきました。
高3生たちも,受験に向け,残りわずかの時間を精一杯頑張っています。

さて,今日は,去る11月11日に三燈(男子寮)で開催された遠隔交流会について書こうと思います。

この遠隔交流会は,本年7月より宮崎県立飯野高校の生徒と遠隔授業のシステムを活用して交流し,お互いの学びを深めるプログラムです。これまでは,各校の生徒が自分の学びを発表したり,数学の授業を一緒に受けたりと多岐に渡る授業が展開されてきました。
今回は,早いもので6回目。しかも,これまでと少し趣向を変え,普段,海士町側から授業をしている当センター長の豊田が飯野高校へ伺い,飯野高校の生徒と共に授業を行いました。また,飯野高校の梅北先生には海士町へお越しいただき,島前高校の生徒とともに授業をしていただきました。

飯野高校側の様子
飯野高校側の様子(センター長豊田がいます)

 

島前側の様子
島前高校側の様子(飯野高校の梅北先生がいらっしゃいます)

「地域の担い手とは?」

というテーマで行われた今回の授業。島前高校の1年生と3年生,そして飯野高校の2年生がそれぞれ自分たちの言葉で意見交換をしてくれました。

周りの大人が「なるほど」と唸るような意見も非常に多くありました。また,両校の生徒とも,直線距離で600kmもの物理的な距離を超えて意見交換をしながら,他地域の同年代の高校生が何を考え,何を想っているのかが分かったことは,それぞれにとって大きな刺激になったようです。

島前高の生徒たちを見ると,1年生の3人はしっかり自分の言葉で意見を出してくれていました。3年生は,意見を出しながらも,それだけではなく先輩として後輩たちをサポートしてくれていました。それもまた彼らにとって良い学びの時間となったのではないかと思います。

また,飯野高校の生徒も自分の言葉で話をする挑戦をしてくれたようで,飯野高校の先生方が,普段とは違う生徒たちを垣間見ることができたとおっしゃっていました。

あああ
授業風景

このような学びを得ること,そして,生徒の普段見れない一面が表れるのは,この遠隔交流会ならなのかもしれません。

 

実は,私個人としてこの飯野高校との遠隔授業には大きな思い入れがあります。小学校の高学年の頃,両親の仕事の関係で宮崎県えびの市(飯野高校の所在地)に引っ越しました。初めての引っ越しであり,初めての転校だったのでかなり不安だったのですが,同級生や先生,地域の人が優しくしてくださり,本当に楽しい小学校生活でした。中学校になり,宮崎市の中学校に行ったので,生活していたのは実質2年程度でしたが,今でもえびの市は忘れられない大好きな場所の1つです。えびの市と隠岐島前地域,大好きな2つの場所が「つながる」機会ということで本当に嬉しく思っています。

こういう機会を作っていただいたすべての方に感謝します。
そして,まだ,この交流会は年度内に数回予定されています。この機会を通して,更に生徒たちが成長できる場を学習センターとして更に作っていきたいと考えています。

最後はスクリーン越しに集合写真!
最後はスクリーン越しに集合写真!

中山

近頃の1年生夢ゼミ(佐藤)

こんにちは。スタッフの佐藤です。
今年の1年生の夢ゼミは「プロジェクト ダース」と題しまして、
全員で1年間かけて雑誌をつくるというプロジェクトに取り組んでいます。
12のグループに分かれて、キーワードを設定し、
それについて調べていますが…。

みんな非常に苦労しております。

ぶ
各グループの作業の様子

グループで作業しているときに発生しがちな、
「行き詰まりポイント」をいくつかご紹介します。

【1】イメージだけで話が進んでいる。
企画を考えるというと、ついつい想像だけで話を進めがちなようです。
こんなものがあるはず、こんな人に話を聞けばなにかおもしろそう…。
イメージばかりふくらませても、
具体的な原稿はいつまでたっても書けません。

【2】とりあえず取材に行きたがる。
取材に行きたいと言うので、誰に何を聞きに行くのか確認すると、
何が知りたいのか不明瞭、その人でないといけない理由も曖昧。
ネットで調べられることだけで済ませて欲しくはないのですが、
図書館、ネットを利用して調べれば分かることもたくさんあります。
分かることは調べつくしてこそ、分からないことが明確になり、
良い取材ができるようになるはずです。

【3】資料集めが上手にできない。
いざ調べようと思っても、なかなか適切な資料を集められません。
たとえば「牛」について調べようと思ったら、
・畜産業の基本的な仕事内容
・隠岐牛ブランド化の経緯
・出荷頭数の推移
このくらいはネットですぐに資料が集められます。
しかし高校生にはそれが難しい。
なぜなら、信頼できる情報とそうでない情報の区別がつかないから。

【4】情報は集まったが、伝えたいことを絞れない。
ある程度調べて、取材もして、材料はそろった。
しかし、結局なにを伝えたいのかを絞り込めず、
ただの情報の羅列になってしまうというのもよくあること。

【5】読者にとって何が新鮮な情報なのか分からない。
これは島前地域出身の生徒によくあることですが、
島前について原稿を書こうとすると、当たり前なことばかりなので、
わざわざ原稿にしようとしません。
自分にとっての当たり前は、誰かにとっての大発見かもしれない。
当たり前なことも、表現次第で当たり前じゃなくなるかもしれない。
ということに、気づけるといいのですが。

頭をひねって考えています
頭をひねって考え続けています

さてさて、書き連ねてみて、改めて実感しましたが、
どれもこれも、大人にとっても難しいことばかりですね。
でもやってみないことには、できるようにならないのです。
やってみるために、夢ゼミがあるのです。

年度内に完成させるためには、今がちょうどがんばりどころ。
スタッフも総力を上げて、生徒と一緒にがんばります。

 

佐藤

高2夢ゼミ「グローカルゼミ報告会」を開催しました!(伊木)

早いもので今年は残すところ約2ヶ月ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
隠岐も肌寒くなってきており、最近の学習センターでは薪ストーブを使い、暖をとっています。
さて、先日10月19日(水)に高校2年生の夢ゼミ「グローカルゼミ」の報告会が開催されました。

まず、計5つの各ゼミがどのような活動をしてきたのかを互いに報告し合いました。

地域通貨ゼミは、海士町の地域通貨である「ハーン」を流通させるために、
キンニャモニャ祭でハーンと円の交換や、お金を使う時の「ありがとう」の気持ちを表現する企画を実施し、
累計44万3750ハーンを流通させたことを発表しました。

米ゼミの「ありがとう」を伝えるボード
キンニャモニャ祭の「ありがとう」を伝えるボード

お片付けゼミでは、乱雑だった寮と学習センターの傘立ての片付け方法を検討し、実際に傘立てを作ったり、
海士町内のイベント情報や、部活のハードディスクの情報整理など、
様々な場面のお片付けに取り組んできたことを発表。

お片付けゼミの発表
お片付けゼミの発表の様子

米ゼミは、アイガモコシヒカリ50kgを海士町内で、お米アイスを作ったり、おにぎりにして販売したりといった取組を紹介しました。結果として50kgのお米を売り切ったものの、
「高校生だから買ってあげる」と地域の方に言われたことでお金を稼ぐ難しさを感じたと実感を込めて発表してくれました。

米ゼミの発表の様子
米ゼミの発表の様子

グローバルゼミは、隠岐汽船(島前地域と本土を結ぶ船を運行する会社)の運賃引き下げと、世界の出来事とのつながりを考えたり、
隠岐牛を世界に売るにはどうしたらいいかを考えたことを発表しました。

グローバルゼミの様子
グローバルゼミの発表の様子

パンゼミは、学習センターらしいパン作りに取り組む中でPDCAサイクルを回すのを実践したこと、
キャッチコピーやコンセプトを考え、塩パンや島前地域らしい品目を混ぜたちぎりパンづくりに
取り組んだことを発表しました。

島前らしいパンの具材を考えました
島前らしいパンの具材を考えました

プログラミングゼミは、スクラッチという言語を使って、
数値を調整することでアウトプットが変化することを実践し、タッチタイピングに取り組んだことを発表しました。

プログラミングゼミでは「スクラッチ」というプログラムに挑戦
プログラミングゼミでは「スクラッチ」に挑戦

後半は、各ゼミのメンバーを混交にして、それぞれのゼミで学んだことや、
今後はどんなことを勉強していきたいと感じているかをグループでシェアしあいました。

最後は振り返り
最後は振り返り

このグローカルゼミは、机上で学ぶだけではなく、
実際にモノを作ったり、取り組む人に話を聞いたり、地域に飛び出して実践したりといった機会が多くありました。
地域の様々な方にご協力いただき、無事に終えることが出来ました。
ご協力頂いたゲストのみなさま、ありがとうございました。
グローカルゼミはひとまず終了し、12月からは「じぶん夢ゼミ」が始まります。
自分自身の興味や、進路希望をじっくり考えながら自分と向き合う日々が始まります。

グローカルゼミを通じて、自分たちで考え、発案し、実行する力を付けた生徒たちが、
今後どのような自分自身に対する探究を始めるのか、楽しみです!
伊木

高1夢ゼミ:雑誌制作、着々と進んでいます!(インターン三輪)

5月から始まっている「Project ダース」。1年生全員で1冊の雑誌を作る夢ゼミです。
プロジェクトが始まって4ヶ月経ちましたが、現在どうなっているのでしょうか。
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6月の夢ゼミでは、雑誌の題材となる12個の「島前らしいモノ」を選びました。
写真を分類しながら、どのカタチであれば島前らしさが伝わるのかを全員で話しました。

グループ作業の様子
グループ作業の様子

7月は12チームに分かれて、実際にどういう内容にしていくのかアイデアを出し合いました。
どこに調査しに行ったらいいか、誰に取材したらいいか。頭を突き合わせながら、悩みながら、企画を考えました。
この回では、スケジュール管理担当や広報担当など、チーム内で役割分担もしました。
一人一人に役割ができたことで、責任感も生まれたようでした。

お互いのアイデアを聞きながらラフを作っています
お互いのアイデアを聞きながらラフを作っています

 

完成途中のラフ
作成途中のラフ

そして9月。2学期最初の夢ゼミでは、紙面のレイアウト等を考えながらラフを作りました。
うまく話し合いが進むチームもあれば、なかなかアイデアが出ないチームもあります。
実際に雑誌を見ながら、どういうことが書かれているのかを調べているチームもありました。
『読者が、読み終えた時にどういう気持ちになってほしいかを考える』ことは、一番大事なことですがとても難しいことです。
スタッフも混ざりながら一緒に考えました。

学習センターの掲示板にも!
学習センターの掲示板にも!

来週は、各チームが書いたラフ案の検討会です。
楽しい企画を作るために、いろいろな人に見てもらう良い機会になると思います。
我々スタッフも、雑誌制作に向けてサポートしていきます!
三輪

「鳥取大学の学生との交流を行いました・2年生(中山)」  

3年生は,7月末から8月末までのひと月,朝から晩まで勉強尽くしの夏を乗り切りました。
そして,最後の文化祭・体育祭も天候にも恵まれ,盛大に行うことができたようです。
あとは,受験に向けて悔いのないように一緒に頑張っていきます。

 

さて,今日は,先日6日にお越しいただいた鳥取大学の学生と高校2年生たちの交流会について書きたいと思います。

毎年,鳥取大学地域学部の1年生には,地域のことを学ぶ場として海士町を選んでいただいているようで,今年もその学びの場の1つとして学習センターを選んでいただき,先生・学生合わせて20名弱の方にお越しいただきました。
ここまででは,例年通りの内容なのですが,今年は例年と一味違います。
というのは,昨年卒業し,鳥取大学の地域学部に進学した高信さんが学生たちのリーダーとして帰ってきてくれたからです。

昨年,共に学習センターで学んだ卒業生が,こうして大学の仲間とともに帰ってきてくれるのは,
とても嬉しいことです。
しかも,今回は,高信さんと私の2人で授業をすることもできました。

今年卒業した高信さん
この春卒業した高信さん

私にとって,卒業生と授業をすることは夢の1つだったので,とても貴重で良い経験となりました。

授業は,まず,鳥取大学の学生から鳥取大学でどういう学びをしているか,将来どのようなことをしたいか,普段の学生生活の話など,普段はなかなか聞くことのできないことを2年生に話をしてもらいました。

 

鳥取大学の学生達が、大学紹介をしてくれました。
鳥取大学の学生達が、大学紹介をしてくれました

鳥取大学の学生は,全国各地から来ているようで,それぞれの学生が自分の想いを持っていました。2年生は,そんな学生の言葉を真剣に話を聞いて大事なことは手帳にメモをしていました。
その後,2年生が週に1度の夢ゼミで行っている「グローカルゼミ」のことを各ゼミに分かれて大学生に説明をしました。
文化祭・体育祭に加え,天候が悪く休校が何日かあった中で,
普段の様子やグローカルゼミで感じたことを自分たちの言葉で話をしてくれていました。

「グローカルゼミ」について鳥取大学の学生たちに説明する生徒たち
「グローカルゼミ」について説明する生徒たち

鳥取大学の学生からは,「こんなに高校生と真剣な話をしたり聞いたりしたのは初めて」,
「生徒たちの発表からたくさんの気づきがあった」など嬉しい意見もいただけて,
お越しいただいた学生たちにとっても,良い時間になったことだと思います。
2年生も高校生活の折り返し地点。あと1年半と考えるか,
まだ1年半と考えるかはそれぞれだと思います。

しかし,どちらにせよ,まだまだたくさんの経験ができるし,たくさんの学びができます。
ぜひ,そんな学びの場を十分に活かして欲しいです。
もちろん,3年生もこれからまだまだ学びます。
半年とはいえ,とても濃密な時間です。
その中で悔いの残らない高校生活だったと胸をはれるように私も生徒たちの伴走をしっかりとしていきたい,そう感じた交流会でした。
中山

夏期講習が始まりました!(インターン今井)

こんにちは、インターンの今井です。
夏、真っ盛りの海士町は、日中はサンサンと強い陽射しが降り注ぎ、
夜はジメジメしているものの涼しく、虫の鳴き声が鳴り響いています。
「これが島の夏かー。」と思いにふけることも…。

さて、学習センターの夏といえば夏期講習です。

特に高3生にとって、この夏休みは受験を控えているので
勉強、勉強、勉強の毎日。
先日から、9:30~22:00まで学習センターで勉強する期間が始まり、
まさしく勉強漬けの日々を過ごしています。

夏期講習の風景
夏期講習の風景

そんななかでも、受験生は1日中真剣にメリハリをつけて取り組んでおり、
私も見習いたいくらいの集中力を発揮しています。

しかし、やみくもに勉強するだけでは、時間のムダにつながりかねません。
なので、隠岐國学習センターでは、生徒一人ひとりがスタッフとの面談を重ねて、
「今、自分は何をするべきか」を明確に理解した上で、勉強に取り組んでいます。
例えば、高3生はセンター試験英語の過去問を解いた後、自分が誤答した箇所について
「なぜ、その問題を間違ってしまったのか」を分析し、
それをうけ、「これからどう改善していくのか」を考える、
ふりかえりの時間を設けています。

生徒の自己分析。何が問題でどう改善していくのかを自分で考えています
生徒の自己分析シート。何が問題でどう改善していくのかを自分で考えています

それをスタッフが確認し、改善方法を実践していきます。
これは、しっかりと自分で
「今、自分は何をするべきか」を考え、目的をもって努力するための練習であるのと同時に
蓄積することによって、生徒自身が成長を実感できる一つの指標づくりでもあります。
もちろん、頑張って勉強をしたとしても
すぐに結果がついてこないことは多々あります。
しかし、そのもどかしさと闘うのが、受験生の夏なのかなと感じているこの頃です。

夏にどれだけ頑張ったかによって、今後は左右されます。
毎日コツコツと継続していくことで、見える景色は少しずつ変わってくることでしょう。
ここで頑張った経験は今後、必ず自分の糧となる!
さぁ、一緒に走り続けよう!

「継続は力なり」
今井

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